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新アプリ「おうちモンテ」企画の裏側。#子どもの気持ちを大切にしたい

5/21に正式に日本語版と英語版で、モノイズよりリリースすることができたアプリ「おうちモンテ」。
ダウンロードはこちらからお願いします。
https://monois.com/l/41 (iOS、Android共通URLです。)
まずは、モノイズの一色さん、デザイナーの小西さん、本当にお疲れ様でした。
色々なワガママをお2人が形にしてくださり、心から納得のいく作品になりました。ありがとうございました。ママプランナーとしてこのアプリを企画できて、本当に嬉しく思っています!

アイデアの1ページ目。

きっかけは、私のインスタで3年前にちょいバズりして子育て系のWEBメディアにもいくつか取り上げられたこの投稿でした。

100円ショップで購入できる、小さめの氷ができる製氷器とデコレーションボールを子どもに渡すと指先の知育になるというのを、知育系メディアで見て、試したところを撮影。
この時の子どもの反応(当時4歳の長男)がとても面白くて。
黙々と規則的に並べ、「できた〜」と達成感を得ているところを見て、私はこの辺りから知育というものに関心が深くなっていったように思います。
親は、ひたすら見守るだけ。子どもには自分で考えて、自分で行動する力があるんだ。と感じました。

こういう、親が子どもに知育教材を手作りし家で実践することを「おうちモンテ」というのだということも、そのメディアで知りました。
その辺りからジワジワとママの間でブームにもなっているように思います。おうち時間が増えさらに知育ブームはヒートアップしていますよね。

「こんなにデジタルに触れさせていいのかな。」ママ達の葛藤。

ゲーム好きだし、子ども達にもゲームアプリやYoutubeを比較的自由にやらせている私だけど、周りのママ達の声を聞くと辛辣。東京の、見るからに忙しそうなワーママでも完全NGという人もいるくらい。
子ども向けプロダクト開発のユーザーテストでもみんな口を揃えて言うのが、できるだけやらせたくないという考え。

どういう影響があるかわからないし…。
 それもそうだよね…。
あんまりじじばばがいい顔しない…。
 それは無視していいと思うけどw まあ、世間体はあるよね…。

ぼけーっと時間を溶かしてるように見える?
親的に嬉しくないコンテンツをエンドレスに見ちゃう?
かと言って、デバイスを渡しちゃえば楽だし、毎日つきっきりで遊んだり、知育遊びを準備してあげられるのかっていったら、そんな気力は…難しい。

じゃあ作ろう。親に寄り添って、子どもの気持ちを徹底的に大切にしたアプリを。

アプリ「おうちモンテ」は、6つのおうちでできる知育を詰め込みました。

①いろわけ(色のボールを色の箱に分ける)
②いろならべ(小さな格子状に色のボールを入れる)
③かたはめ(形をそれぞれの形に入れる)
④くみあわせ(↑の発展で2つのパーツを組み合わせて形を作る)
⑤しーるはり(ドッツシールを台紙イラストに貼る)
⑥いろあわせ(色の洗濯バサミを同じ色に挟む)

の6つです。
ちなみに2歳の三男ができたのは、①③⑤でした。⑥は意味わからず出来上がりはめちゃくちゃでしたが楽しそうにやっていました。
4歳の次男になると、すべての遊びを自発的に遊べます。6歳の長男は②を創造的にやります。

どれもこれも、家で実際にやりたいけど、準備が大変、散らかる、パーツなくなる、パーツその辺に転がっている、シール家具に貼られる、片付け、心折れる。と言った感じで大変なやつばっかりですね。。

さて、このアプリを設計するにあたり、最も重要視し何度も立ち戻ったのが「子どもの気持ちを大切にしたい」ということです。

アプリ「おうちモンテ」にはどの遊びにも、ゴールやステージクリアというものは存在していません。
あるのは「おわる」という文言のボタンのみ。「おわる」は、「できた」ではありません。
もしかしたら思い通りにできたと思っていない子もいるかもしれないからです。でも、それでも良いのです。好きなタイミングで終われば良い。
「おわる」を押すと、大きな手書きの花丸や「いいね(英語版ではLike)」と書かれたスタンプが表示されます。
大人から見るといくら不完全でいびつな終わり方でも、どのような終わり方をしても花丸です。(もしくはいいねスタンプ)
「すごいね」とか「正解!」ではありません。一定の時間、一生懸命にシールを貼ったり、いろんな色のボールを並べたり色分けしたりしたことを承認する花丸やスタンプです。

花丸のアニメーションは、エンジニアさんとデザイナーさんを困らせた箇所に1つだったと思います…。ちゃんと描かれる様子がわかるようにしたいというところにこだわりました。
結局、デザイナーさんがタブレットに手書きで描くところを録画して、どうにかこうにかやってもらいました←

また、今回のアプリではモンテちゃんという植物の種や豆をモチーフにしたオリジナルキャラクターを開発し、アプリ内の要所に登場させました。
開発当初から私がどうしても入れたい企画としてあったのは、遊ぶ時間が長くなるにつれ木がどんどん大きくなるというストーリーです。定期的にモンテちゃんが芽に水をやる、ちょこっとアニメーションが出てきます。
「好奇心を忘れず自分の心の芽を大きく育てて欲しい」という親心のメタファーとしての挿入ですが、サイドストーリーとして子どもに楽しんで欲しいということで入れています。
でも、これがいい味を出していて、12分で成長しきりますので、最後まで木が大きくなったところを見届けてほしいです。
絵本を読み終わった時のように心がほんわかするイラストアニメーションになりました。

また、子どもの「見て見て〜!」を叶える設計として、ふりかえり機能も実装しています。各遊び画面で「おわる」ボタンを押した時を自動でスクショ(アプリ内に保存)します。
子どもが遊び終わった後は、ぜひ一緒にふりかえってハイライトを見て欲しいです。

BGMやSE(効果音)も、子どもの集中を邪魔しない、落ち着いていてシンプル、でもワクワクするものを選んでいます。
子どもの成長が目に見えてわかるシンプルな遊びばかりなので、親の心の1番の栄養源である子どもの笑顔をたくさん作れるんじゃないかなと思います。

1番いいのはリアルにできること。でも無理しないで良い。

とはいえ、スマホやタブレットの画面はツルツルして無機質ですので、いろいろなものを実際に手で触って体験できることが一番です。
アプリ「おうちモンテ」は、あくまでお遊びの範囲を超えないのかもしれませんが、このアプリが色や形に触れ合うきっかけになればいいな、と思いますし、外出先でのスキマ知育として活用できて、少しでも親子時間が充実すると良いなと思っています。

ちなみに、実際に家でやる【おうちモンテ】は準備が大変だからなぁ、とメ●カリで探してみたら、結構手作りの教具が販売されてました。
アプリで気に入った遊びがあるけど、自分で作るのはな〜という方は、是非メル●リでGETしてみて!まじ、餅は餅屋。
子どもの帽子にワッペン縫い付けるだけで手から血が出るレベルの私は、フェルトでボタンを縫ってあるオリジナル教具を買ってみました。
子育てという長期戦で無理は禁物だよね〜〜〜ほんとに〜。

参考にした書籍「マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育」。

このアプリを作るにあたり、モンテッソーリ教育の本を3冊ほど読み、勉強しました。ですので、アプリを制作するにあたって、基本的な教具の使い方の流れや考え方については、最大限のリスペクトを込めて、参考にしています。
本を読んで、モンテッソーリ教育についてはもっと早く知っていればもっと子育てに広い視点を持てたな…。心が楽になったな。と感じました。
幼児教育に興味がなくても子育てをもっと楽しみたい方は、是非読んでみてください😃

この作品には想いが溢れすぎちゃって、つい長くなってしまいました。

今の内容を真面目にシンプルに書いたリリースもぜひご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000079743.html



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