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「グラフィックデザイン愛」について語ってみる。

グラフィックデザインについて勉強や自主制作したり、仕事として携わっているという方は、好きなことに関わっているのできっと「楽しい」気持ちが大半だと思います。
しかし、逆に真剣だからこそ自分に厳しくなりすぎたり、責任が増えたりで単純に「楽しい」だけを感じられない場面もあるのは当然です。そんな時、あんなに好きで、憧れてはじめたグラフィックデザインだったのに、何でこんな気持ちになるのだろう、と思うことはありませんか?

ということで、初心に帰り、そもそもグラフィックデザインのどういうところが好きで学んでいるのか、何故グラフィックデザイナーになろうと思ったのか。を改めて確認してみるのもたまには良いのではと思い、この記事を書いています。

この記事では私が思うグラフィックデザインのここが好き!という個人的な「グラフィックデザイン愛」について語りますが、 読んでくださっている方もデザインに限らず、自分が好きなジャンルの「ここが好き」というところを 思い出して考えてみてください。

では早速語っていきます、、、

グラフィックデザインのここが好き!① 「文字の美しさを感じられる」

グラフィックデザインの素敵なところといえば、ロゴやレイアウトのように、文字の形とその配置によって美しさを表現できるというところ。ロゴはその言葉自体の意味をそもままダイレクトに文字に表現しているところが面白いと思いますし、レイアウトも、間の置き方一つでう印象が操作でき、美しいと思える文字間、配置のバランスがあるのがとても興味深いです。
また、よく日常で目にするポスターや広告等等、さまざまなグラフィックでもその作り手が丁寧に作ったであろうロゴやレイアウトのデザインを見かけると嬉しくなります。また、その美意識に予算を割いたクライアントにも心の中で「いいね!」と言っています。笑

グラフィックデザインのここが好き!② 「静止画のインパクト」

私の通っていた大学では映像学科もありましたし、在学中に学校が所蔵している沢山の映像作品をみていたので、映像も結構興味があるジャンルではあったのですが、映像は動きやストーリーなど、時間を通して人に影響を与えるのに対してグラフィックは1枚絵からいろんなイメージを想像を駆り立てられる、そのインパクトが好きで、そのような世界観を表現できる人に憧れ、自分も目指すようになりました。これは映像・グラフィックどちらかの優劣を言いたいのでではなく、私がたまたま映像よりグラフィックの方に興味があったということで、世界中の人が興味が分散していることで成り立っているという意味でそれぞれの趣味嗜好の話です。
映像は見て楽しむのが好き!、グラフィックは自分がやりたい!と直感的に感じていたので、そのように道を選んできた感じです。

グラフィックデザインのここが好き!③ 「生活のなかに美を」

静止画ならデザインより絵画の方がいいと思うかもしれませんが、私がグラフィックデザインが好きな理由としては日常生活に登場するところです。
ウィリアム・モリスが掲げていた「生活のなかに美を」というように、生活の中に登場するグラフィックデザインが美しいと人の心が豊かになると思っています。(おそらくモリスの真意は違いますが、私は独自に解釈しています。)

例えばジャケ買いという言葉があるように、パッケージが可愛い飲料やお菓子ってより一層美味しく、幸な気持ちをかんじませんか?また、ロゴやサインや素敵な施設はそれだけでより、素敵な場所に見え、満足度が上がると思うのです。
私の学生時代の夢は、自分が作ったグラフィックデザインが世の中の人の目に触れて、その人たちの心を豊かにすることでした。今考えると当時まだ何も仕事をしていないのによく大きいことを言えたなーと思うのですが、そんな志を持っていたことを思い出せただけでこの記事を書いた意味があった気がします。

まとめ

私の超個人的な「グラフィックデザイン愛」について語ってみましたが、このように改めて自分の好きポイントを確認することで、今勉強している意味や、仕事をできているありがたさ、またはこれからはこういう仕事をしていきたい!というモチベーションになるのではないでしょうか。
少なくともこんな好きなジャンルに携わっていること、自分の生活の一部となってきたことに対して、「昔は毎日残業で辛かったな、、」等とブラックな側面だけにフォーカスしてたのが、過去のデザイナーとしての歴史も少しは誇らしく思えるような気がします。

以上
「グラフィックデザイン愛」について語ってみる。でした。
これはあくまで私の例でしたが、これを読んでくださった方が、それぞれの自分の携わっているジャンルへの愛を思い出すきっかけとなれば幸いです。

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