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お肌のための効率の良い湯めぐりの方法

こんにちは

温泉街へ出かけ、
さまざまな温浴施設を巡ることがあったり
一つの温浴施設に複数の泉質の温泉があるとします

『どの順番で入ればいいのだろう…』

ここまで考えて入る方は少ないかもしれませんが、
温泉ソムリエがオススメする入り方について
今回はお話しいたします

温泉にはさまざまな特徴があり、
泉質に合わせた湯めぐりの仕方があるのです

泉質については過去記事で詳しく書いておりますので
ぜひあわせて参考にしていただけた幸いです


弱い泉質から入り始め、強い泉質へ

急に刺激の強い泉質の温泉に入ると、刺激に負けてしまう
ことがあります

せっかく温泉に入ってゆっくりリラックスしようと
思ったのに、具合が悪くなってしまっては
温泉に対して苦手意識を持つようになってしまうと
大変残念なことです

特に慢性皮膚病やアトピー性皮膚炎の方は
泉質別適応症に"慢性皮膚病"がある温泉であっても
温泉の強い刺激にお肌が負けてしまい
最悪、悪化してしまうこともあるかもしれません

…ということも考えられるため、
最初に入る温泉は、
刺激が少ないお肌に優しい温泉からはじめ、
"慢性皮膚病"などの泉質別適応症がある
刺激が強い療養泉へと徐々に慣れさせる必要があります

また、メンタル面を考えて
心身共にリラックスできるような環境も大切です

皮膚炎が精神面の影響を受けている場合もありますので
自然豊かな温泉地へ出かけると心が癒されますので

やさしい泉質+自然豊かな環境→最強!

ということになります

酸性泉などの強い温泉に入る直前に、"美人の湯"には入らない方がいい

美人の湯とは、という記事をあわせてお読みください

美人の湯は、お肌の角質を除去するため
お肌の角質がとれた直後に酸性泉などの刺激の強い温泉
に入ると、これまたお肌が負けてしまうことがあります

・(弱)アルカリ性単純温泉
・炭酸水素塩泉

などのお肌の角質を取る効果の高い温泉に入った直後は
酸性泉などの強い刺激のある温泉に入るのは
避けた方が良いです

酸性泉の温泉に入る前の温泉を選ぶなら、
お肌をコーティングする塩化物泉がオススメです

刺激の強い温泉に入った後は、やさしい温泉で仕上げる

・酸性泉
・硫黄泉(硫化水素泉)

は、刺激が強い温泉で
お肌に温泉成分が付着したままにしておくと
体がかゆくなったり、湯ただれを起こす場合があります

刺激の強い温泉に入った後は、刺激の弱い温泉もしくは
お肌が刺激に負けない程度の温泉で
仕上げると良いでしょう

例えば、

酸性泉や硫黄泉(硫化水素泉)のあとは

・単純温泉
・塩化物泉
・硫化塩泉
・炭酸水素塩泉

酸性泉のあとは

(弱)アルカリ性単純温泉

という順番だとベターです


美肌の湯のあとは、塩化物泉

美人・美肌の湯といわれる温泉は
お肌の角質を除去する効果がある分、
お肌からの水分発散がさかんになり
乾燥肌になりやすいのです

塩化物泉は、塩の成分で皮膚の表面をコーティングする
はたらきがあるため、湯ざめしにくいメリットのほかに
お肌からの水分が発散を抑制し
乾燥肌になるのを防ぐ効果も期待できます

・アルカリ性単純温泉
・炭酸水素塩泉
・硫酸塩泉
・硫黄泉 のあとに

塩化物泉

もしも塩化物泉が近くにない場合は
お風呂あがりにお肌の保湿を施しましょう


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

秋冬は特に温泉が気持ち良い季節です
温泉地に出かけたら、いろんな温泉に巡りたくなります

このような温泉の入り方の知識を
少しでも知っておくだけでも
温泉がますます楽しくなると思います

ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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