昨シーズンの途中から、目つき、顔つきがぐっと変化してきていました。だから移籍と聞いた時、驚きはしませんでした。

昨シーズンインタビューした時、思い描いていたプロサッカー人生とは違うものになっているとおっしゃっていました。彼は一度育った場所から出ることで、甘えのない場所で勝負したくなったのだろうなと感じました。

そこは、涙しても、優しくエールを送ってくれない場所からもしれません。いじけても「どうした？」と声をかけてくれる優しい先輩もいない場所かもしれません。それでも、出ると決めたんだと思います。年齢を考えると、今、立田悠悟選手は、どうしてもプロサッカー選手として、勝負したかったんだろうなと感じました。

これだけは、初戦を見てから書こうと思っていました。正直最初の失点シーンを見てドキッとしましたが、片山選手も中村慶太選手もいますから心配していません。たくましくチャレンジして、行けるところまで羽ばたき切った立田悠悟選手を私も見てみたいです。

彼がエスパルス生まれ、エスパルス育ちであることはどこへ行っても変わりません。活躍を心から楽しみにしております。