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久米副社長ありがとうございました。

11月23日、清水エスパルスの久米副社長がお亡くなりになりました。

私は選手やクラブ関係者だけでなく、他のライターさんや記者さんと現場を離れて交流することがありません。ですので、久米さんとも現場のみのおつきあいでした。

そんな間がらでも、誰にでも分け隔てなく接してくださいました。ある時、白瀬ちゃんはさ、どちらにもつかず、誰とも特別仲良くせず、常にいいポジショニングとるね。選手のためだけに書いているのが選手にも伝わるよねと言ってくださいました。誰にも言ったことはない自分の中でのルールを見抜かれ、泣きそうになりました。

今年久米さんが帰って来たとき、エスパルスが強くなると漠然と思えました。その通り、何年ぶりかに降格も昇格も残留もないシーズン終わりとなり、なんなら上位も見えるほどでした。だから、なんで今天国に行ってしまうんですか?と悲しいよりも久米さんに怒ってる自分がいました。大損失どころではありません。

今振り返ると、ある程度覚悟の上でエスパルスの仕事を受けたのかもなと思う言葉をいくつか残しておられます。久米副社長が命がけで残してくれたエスパルス躍進の種を、みんなで育てていかなければいけないなと思います。私も与えられた中で、選手も含め、読んだ人が選手や頑張ろうとか、少しでもエスパルスを応援したいと思ってもらえるように、1つ1つ大事にお仕事したいと思います。

久米副社長ありがとうございました。

最後に今年1月の体制会見の挨拶を残しておきます。

 エスパルスに11年振りに戻って参りました。会長がお話をした通り地域の誇りとなる。それから皆様に「夢と感動を与えられるチーム」になるように、しっかりと私が束ねて行かなければいけないなと思っております。そのためには今日お集まりのメディアの皆様方にご協力なくしては前には進んで行かないなと思っておりますので、今後とも是非よろしくお願いいたします。選手からもメディアの皆さんからも「うるさい奴が帰って来たぞ」ということを思われるように、しっかりと元気良く1年間戦って行きたいなと思っております。日本平で勝たないとお客様は喜んで日本平の坂を気持ち良く降りて行けない。登って来る時には「今日は勝つのかな、負けるのかな」というのでなく、気持ち良く帰っていただくために、ホームで勝利を目指して行きたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

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