東京寫眞帖 : 目黒不動・前編
どこかに出かけたらなるべく早くに記事にする、という今年の抱負がすでに崩れてしまっていますが(苦笑)、1月末の週末、3年ぶりで目黒不動に行ってきました。
毎月28日はお不動さまの縁日で屋台がたくさん出ると聞いて、前からその日に行ってみたいと思っていたのですが、これまではなかなかタイミングが合わず… 今回ようやく、初の28日参拝となりました。
今日はその前編、目黒不動への道中の紹介です。
武蔵小山・パルム商店街のあたり
東急目黒線の武蔵小山駅から中原街道の平塚橋交差点まで続くパルム商店街。
東京でいちばん長いアーケード街だそうですが、その平塚橋側を、商店街には入らずに右折して後地へと向かう道をとれば、うちから目黒不動までは1時間ほどです。
日ごろの運動不足解消のため、当然、歩きます!
あさひ公園
後地へと向かうまっすぐな道は、かつての品川用水の跡です。
途中のあさひ公園には、品川用水を記念する、水車のモニュメントがありました。
あさひ公園のあたり一帯は、旧丸亀藩・京極家の抱屋敷跡で、ここから虎ノ門の上屋敷に野菜や薪を納めていたそうです。
後地
後地の交差点は、なんだか味のある風景でした。
左手の420号方面から来る道が微妙に曲がりくねっているからか、交差点そばにあるスーパーの買い物客で人通りが多いからか…
その雰囲気を写し取りたくて何度もシャッターを切ったのですが、どうも難しいですね。
交差点の角にあるスーパー・ライフを過ぎると急に、通りの左右は地方都市に来たかのような感じに。
この通りは「富士見通り」というようです。
富士山? ここから見えるの?
と首をひねりましたが、通りが420号と交差する小山台一丁目の交差点で左手を見た時、丹沢の山影が見えて納得しました。
今でこそ、住宅やマンションなどの背の高い建物がびっしり建ち並び富士山どころではないですが、江戸時代、先ほどのあさひ公園あたりにお屋敷があった頃は農家がまばらにあるくらいで、きっととてもよく見渡せたのでしょう。
冬は、空気が冷たいおかげで、こうやって昔々の風景を垣間見ることができるのが好きです。
石古坂のあたり
小山台一丁目の交差点を過ぎると、道は次第に下り坂に。
3年前、ここにあった和風カフェはロックな感じのバーに変わっていました。
帰りに寄ろうと思っていたのにな〜
目黒不動まであともう少し
坂を下りきれば、目黒不動まではもうすぐ。
街灯も灯籠をあしらったデザインになって、門前町の雰囲気を醸し出しています。
道なりに進むと、人だかりのしている角に出ました。うなぎで有名な「八ツ目や にしむら」です。
「にしむら」さんの角を左手に曲がると… 見えてきました、山門です。
屋台の「大だこ」の文字も目に飛び込んできて、
期待が高まります!
ということで、後編へ続きます。
よろしければそちらもどうぞ。
(2024.1.28)
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