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宇宙人みたいな若手社員がいた話

職場に締め切りを守らない常勤がいる。
中途入社してさらに2年目、20代半ばの女性だ。

常勤だが、気分はバイトのように見える。
常に「手伝います」といったスタンスだ。

締め切りはあってないようなもの。
締め切りを過ぎているのを指摘されると「私、明日と明後日休みなんで、20日でいいですか?」と逆に上司に締め切りを指定してくるという、開いた口が塞がらないような人だ。

先日も先輩にあたる常勤に「自分で13日に出しますって言ったよね?」と言われて「あぁ、はい。」と手元にあったメモ用紙をビリッと破いて先輩に渡したらしい。

走り書き…。

しかも内容は「先輩に確認してほしい」と自らお願いしたもの。
「確認どころか走り書きなので、確認のしようがない。しかも、こちらからお願いして仕方なく出してもらったみたいになっていておかしい」と嘆いていた。

先輩に確認してもらうなら、確認しやすいように内容をまとめてから出すものではないか…。

どうやら先輩や上司の時間を奪っているという感覚はなさそうだ。

会議の進行係の時もダンマリ。
子どもの個人支援会議の時にも、子どもの様子を見ていないので何も話せない。
誰かが発言すると「私もそう思います」と乗っかるので、一番に話しなさい、と言われていた。

何でもすぐに「わかりました!」と返事をするが、何もわかっていない為ミスを連発する。
電話も取り次げず、誰からかかって来たのか、要件は何なのか、折り返す必要があるのか?を把握して伝えることができない。
聞き逃した場合、電話先の相手に再度聞こうとはしないらしい。

保護者全員に持ち物の件について電話を入れるというミッションがあった時には「終わったの?」と聞かれて「終わりました」と返事をしたが、2件しか電話していなかったという事もあった。
「取り掛かりました」の間違いではないか。

重要な作業を任せることができず仕事を次々に取り上げられてしまう為、特にすることがなくいつも暇そうだ。
その事に対して「申し訳ない」「恥ずかしい」「早く任せてもらえるようにならなければ」とは感じず「ラッキー」と思っているようだ。

そしてなんとその宇宙人常勤は、「資格者を置いています!」アピールの為に会社が雇っている人材の為、誰よりも給料が高い。
しかし、その資格を活かしたような事は何もしない。

「甘えてるのかなぁ。どうせ先輩たちが何とかしてくれると思ってるんだよね」「怒られて、スミマセン、と言っていればやり過ごせて高給取りなんて美味しい職場なんだから辞めるわけないよね」と先輩にあたる常勤がため息をついていた。

宇宙人は今日も地球にマイペースに出勤し、相変わらず怒られているのだろう。

もしかして休憩時間にこのnoteを読んで「仕事できない奴がいるもんだな」と鼻で笑っているかもしれない。

皆さんの周りにも宇宙人、いるだろうか。

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