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別府に行ったら惚れてしまったハナシ


別府に行ったら惚れてしまった。

シェア冷蔵庫を置かせてもらっているTrash Kitchenさんのもとへ行くために弾丸大分旅行行ってきた。

私にとって初大分。
別府という名前は知っていたけれど、温泉の街イメージだけ。

結論から言うと
この街は、
かっこよかった。
クリエイティブ。
温泉のようにあったかい。
いい伝統がある。
そんな感じ。

APU(立命館アジア太平洋大学)の学生の存在なしには大分のこのクールさは語れないだろう。
規模もほかの大学と比べると小さく、
山の上に位置していて、
遊ぶにも、そんな場所は少ないように見えた別府。

でもそこから多くのクリエイティブなアイディアが生まれ、
街の新しいサービスを作ったり、
学生が運営する宿やレストランをやったり、
自分を表現する舞台をやったり
学生は多くの挑戦をしている。
卒業してもわざわざ就職した会社を辞めてまた別府に戻ってきてお店を始めたりするひともいるそうだ。

お会いしたAPU生はみんな、

APUに入って良かった、大学が大好きだ、と答える。

大学にまったくコミットしていなかった私にとってはとても不思議でたまらなかった。
自分のいる東京は、遊ぶところも、出会える人も、イベントも沢山あるところにいたけれど、どこか、キラキラと話す別府のAPU生が羨ましいと感じてしまった。

そこには縦と街の強い味方がいた

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APU生には、誰しもいい【病み期間】があるそう。
APU生の先輩たちが代々この別府の地で数々の偉業をこなしてきたのを見たり、海外からきた留学生と交流したりしているうちに、自分は何ができるのだろう・・・と思い悩んでしまう。
でもそれは、決してネガティブなことではなく、自分らしさを見つけるための脱皮期間。

そこに、APUの先輩と別府の街がにやりと笑う。

先輩たちがいいお手本となって、後輩たちに羽ばたく姿を見せる。
後輩は、どんどん飛び立ってしまう先輩や周りの人を見て、しっかりと自分と向き合って羽ばたきたいともがく。
その機会、舞台を、別府は街ぐるみで作っている。
APU生がウーバーイーツのようなサービスを別府で拡げていたり
市の素敵な舞台でダンスで自己表現していたり、
たった二日間だったけどその様子が垣間見れた。

自分らしく、突き抜けて何か頑張っていることが、当たり前の別府。

誰しもが、自分らしい挑戦ができる場所だと思った。

見えない資源を十分に生かしてる街

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この環境はとても贅沢だなあ。
もっと自由に自分でいていいんだ、と思える場所。
地方で、みんな何か頑張っているところに身を置けば自然と脱皮できるのだもの。

東京は人が多い、何かするにも選択肢が多い、一見恵まれているけれど
簡単に埋もれて隠れることがきる
宝の持ち腐れに簡単になってしまう

地方だと人や選択肢が少なく隠れることができないからこそ、必然的に他の人と比べたり自分と向き合う時間があって、先輩や街の協力も相まって
挑戦したりする良い伝統が、いつまでも続いていくサイクルがある

それってめちゃ価値のある、見えない資源なのではないだろうか

この資源でこれからも、別府は素敵な街であり続け新たなイノベーションを起こしていくだろう。


よし、別府という先輩をみて、私も。

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あーあ。まんまと別府に惚れてしまった2日間だったな。

埋もれていようと思えばそれまで。
すべては考え方次第である。

私も脱皮しよう。
埋もれたりしない。


空港に迎えに来てくれた父の運転する車から見た東京の夜の街は、今までより美しく輝いて見えた。


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