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反射的反応の解除

心理学では

自分が他の人にされたことを
自分も同じように人にしてしまう

と学びます。

納得していました。


繰り返す行動

小さい頃に
父親にふざけてされていた
嫌なことを

自分の子供にも
同じように自分も
ふざけてやっていました。

自分が小さい頃に
父親にされたときは
すごく嫌な氣持ちでした。

けど、

自分も同じように
子供にしていたんです。

長男がまだ小さい頃に
実家に帰ったときに
出かけたときです。

駅のコインロッカーの前を
歩いていると

やだ!やめて!

と泣き叫ぶような
長男の声がします。

振り返って見ると
親父が長男を抱き抱えて

コインロッカーに入れようと
ふざけていました。

自分の孫を
コインロッカーに入れようとする
ジジイのことを

頭がイカれていると
唖然としていました。

多分、今なら
普通に虐待になると思います。

それを見た長女が

じいちゃんも
パパと同じことをしている
と呟いていました。

は!?
俺はそんなことしない!
と言ったら

パパも前に
同じことをしていた
と言われたのです。


ふざけているとはいえ
いかがなものかと思います。


しかし

親から受け継いだものは
それだけではありませんでした。


反応的に感情が出る

小さい頃は
クソガキでしたので

何度も悪ふざけをしたり

何度も見下したような
言動をしていたので

怒鳴られて
頭を叩かれているのが
当たり前になっていました。


怒鳴ることや叩くことも
親にされていたことを

自分も同じように
怒鳴ったり、叩いたり
してしまっていました。


子供が悪氣がないのに
モノを壊したりすると

すぐに感情的になり
怒鳴っていました。

ひどいときには
頭を叩いたりしていました。


叩かれるのが当たり前の中で
育っていたこともあり

叩くのは当たり前だと
思っていました。


しかし、
色々と知っていくと

自分がすぐに感情的になり
自分をコントロールできていない

ということがわかりました。


子供との関係だけではなく

仕事や友人との関係でも
同じようにしていたのです。


対処療法では解決しない

そこでアンガーマネジメントを知り
本を読み、試してみました。

自分が冷静になるための合図を
アンカリングをつくり

怒りそうになったら
アンカリングをすることで

冷静になれる
ということだからでした。


本に書いている通りに
アンカリングをつくり
その通りにやってみたら

前と変わらずに
怒鳴ってしまっていました。

アンカリングをして
冷静になる前に
反応していました。

アンカリングのセミナーに出て
先生から聞いても
改善することはありませんでした。

これでは解決しない
とわかったんです。


改善しても解決しない

心理学を学び
カウンセリングも学び

自分でもカウンセリングを
できるようになりました。

理論を学び
感情を感じきることで

冷静になり対応できる
と学びました。

アドラー心理学で学ぶのは

10歳までに体験したことから
ライフスタイル
(=性格と同じような意味)
を決定するといいます。

10歳くらいまでに
体験したことで

感情を感じきれずに
溜め込んでしまうことがあると

その溜め込んだ感情を体験するために
何度も出来事が起きてしまう

人や場面は違っていても
溜め込んでいる感情と
同じ感情を味わうために
繰り返し出来事が起きる

ということを学びました。

この未完了の感情を
味わいきることで
感情を手放すことができ

繰り返しがなくなると学びます。

これを未完了の完了と言います。


学びながら実践することで
未完了の感情を
感じ切ることができ

子供への反射的な反応は
無くなっていきました。

しかし

反射的な反応が
残っている部分があり

それを心理学を学んで
実践しても無くすことは
できませんでした。

それは
パートナーとの関係
でした。

ついつい

イライラしたり
怒鳴ったり

してしまっていました。


学ぶほど、改善しない

カウンセリングを学び
実践していきましたが

何度も学ぶけど
教わった通りに実践しても

この反射的な反応は
無くすことはできませんでした。

結局、
心理学では改善できませんでした。


そのとき
エネルギーのことを学び実践していて

身体のエネルギーを扱い
身体のエネルギー状態を
整えたり、変えたりしていました。

氣がついたら

反射的な反応がなくなっていきました。


この反射的な反応が
なぜ無くなっていったのか

エネルギーと心理と身体のことを
まとめている中で
原理を知ることができました。


反射的な反応の解除の原理

例えば

大雨で河が増水して
堤防が決壊して
街に水が氾濫したとき

この氾濫した水や
決壊した堤防を
どのようにするのか
と似ています。


一番最初に大雨が降り
河が増水して
堤防が決壊したとします。

街に水が氾濫します。


大雨が止んで
河の増水が無くなり

河が普段と同じ水位に戻ると
河から街へ水の侵入は無くなります。


そのまま
堤防を修繕しないままにすると

今度は、
普通に雨が降っても

河からの水が街に侵入してしまい
氾濫してしまうことになります。

なので

決壊した堤防を
修繕をすることが必要です。

そして、

街に氾濫している水も
河に戻す必要があります。

そのままでは
水が溢れていて生活ができません。

自然に排水するとしても
徐々に減っていきますが

雨が降るたびにまた増水し
ずっと残ってしまいます。

なので

この溜まっている水も
取り除くことが必要です。


心理学やアンガーマネジメントでは

この決壊した堤防を修繕したり
堤防を強化することをしていると
同じことなのです。

すでに決壊している堤防を
一度修繕します。

しかし

また決壊してしてしまい
河からの水が氾濫します。

なので、

今度は堤防を修繕しながら
より強化していきます。

しかし

街に溢れている水を
河に戻していないままにしていて
堤防のことばかり考えているのです。


堤防が決壊したのを修復して
河からの氾濫がなくなったとしても

そもそも、街には水が溢れていて
雨が降るとまた水位が上がってしまい

足下にあった水位が
膝上になったり、腰まできてしまいます。


この街に溜まっている水が
身体の中に溜まっているエネルギーです

そして、

街に溜まった水を河に戻すための
排水能力を上げることが必要となります。

それが

身体の中のエネルギーのメモリーを
解除することと同じことになります。


大雨で河が氾濫した街では

堤防を補強し修繕すること
街に溜まった水を排出すること
排出するための能力を上げること

が必要となります。


反射の反応を解除するためには

反射するときに起きている反応を
まずは頭で理解すること

そのときに感じている感情と
身体の感覚を認識すること

身体のエネルギーを扱い
メモリーされている状態を解除すること

このステップが必要なのです


本神 笑和

世界No.1の実績やオンリーワンのスキルで
7兆円企業にコンサルしたり

個人や組織へのコーチングやカウンセリングの
心理学を極め

行き着いたのは、身体の叡智と宇宙の真理。

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