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仙台本屋案内 2

書本 & cafe magellan

仙台駅からバスに乗り、春日町で降りて北に歩くとすぐのところに、今回訪れた書本 & cafe magellanはあります。市内観光用の循環バス「るーぷる仙台」もあるのですが、個人的には市バスで行くのが楽(本数が多い)だと感じました。

店舗外観

表の棚はやや白めな印象。ただ個人的に、リーン開発に関する本があったから買えばよかったかも、と立ち去ってから思いました。雨がかなり降っていたので買ったら買ったで悲惨なことになっていそうでしたが……
店に入るとまずは人文系の棚。奥にラカンの『エクリ』があったのは個人的に「おっ」と思いました。正直ラカンはよくわからない。
カウンター近くの棚は芸術系。岸田劉生の本が個人的には印象に残っていました。
本を買うタイミングで話を伺う。仙台ほどの規模の都市でも、昔からの古本屋はかなり減り、新刊書店も撤退し、と、減少しているとのこと。曲線のあるエリアにも昔は本屋があったけれど今はもうないとも。あの辺りは昔ながらの建物が残っているものがあるようです。また、2020年のどこかしらかで多くの学生が店に来たという話も。その後継続して来る人はあまりいなかったというところが興味深いです。この現象が固有のものなのか、それともどこかの地域でも起きたのか、などなど、調べてみたら面白そうです。
話をしていたらどうやら自分は「本屋を巡る」というものに取り憑かれているのか業のようなものを背負っているのか……と感じさせられました。
手元にある『仙台本屋時間』を参照すると、ここは2007年からやっているようです。今回はそのあと回る本屋賀数件あったので、コーヒーはパスしました。今度訪れた時に、クッキーとセットで味わってみたいと思います。

今回買った本

今回買った本は『図書館建築の図像学』(LIXIL出版)。仙台、メディアテーク、図書館、と連想を膨らませていたらいつの間にか手に取っていました。建築に関しては丹下研の人たち(磯崎新・黒川紀章・槇文彦)や伊東豊雄の本を過去読んでいた(一時期は『磯崎新建築論集』全巻読んでいました)ので、建築論関係の本を読んでいくのはそこまで抵抗がないです。
図書館という建物を見る時の補助線の一つとして、今回買った本はしっかり読んでおきたいです。幸いなことにページ数はそこまで多くないので……


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