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ゲーマー向けおすすめ小説9選#09

ゲームもいいけどたまには脳をからっぽにして物語の世界に浸りたい!

そんな気分のとき、ありませんか?

今回はゲーマーが共感できるような、「ゲーマー向け小説」を10作品紹介します。


①「青くて痛くて脆い」

 

内容(「BOOK」データベースより)

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。

著者について

●住野 よる:高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第2位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』。


引用:https://amzn.asia/d/bqQTlz5


住野よるといえば

10代や20代の若者を主人公にした作品が多い住野よる。多感な思春期の人間関係や心情を、ちょっとしたファンタジーを交えながら表現していく独特の世界観が魅力です。

住野よる作品は若さに加えて、どことなく生きにくさを抱えた登場人物が多いのも特徴。

引用:住野よるのおすすめ小説8選。ベストセラー作品もご紹介


感性の両極端なふたり

まさしく痛い理想を掲げるヒロインと消極的で身勝手な理想を内面に掲げる主人公がであって世界平和の組織を作ったら?という物語です。

当初は仲良くやっていましたが、あることがきっかけで

一緒につくった組織が別物になってしまいます。

親友と遊んでいるところに新しい子を誘った後、親友とその子が仲良くしてしまうような疎外感。誰しも体験したことはあると思いますが、主人公はそれに似た感情だったのだと思います。

主人公は結局抜けてしまいます。

望みどおり物事が進んでもすっきりするとは限らない

別物と化した組織に仕返ししてやろうとたくらむ主人公。計画はうまくいきますが、復讐しても気が晴れることはありませんでした。

どうしてもヒロインとすれ違うこともあり、変わってしまったと思ってしまっても結局人は変われないようです。ラストは解釈が分かれるのですが、主人公は今までの自分を捨て最後に変わろうとした、私はそう思います。