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Dive Switchに対するカウンター

こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube
[ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ]

今回はマガジン第25回として、表題の通りDive Switchに対するカウンターについて論じていきたいと思います、

①Dive Switchとは

Dive Switchが、45度からのDiveに対して45 DがそのままChaseせず、ベースラインDに引き渡してアウトサイドのもう一人とスイッチすることで、位置関係を大きく変えることなく陣形を維持するスイッチDFシステムのことを指します:

推奨:"Dive Switch" vs ボールスクリーン・モーション

Dive Switchにはいくつかの利点があり、

・Diveに対して陣形が大きく変わらないため、Gap Helpの維持とリムプロテクトを両立できる。
・自分のマークにCutされてもベース側のDに任せられるため、Gap HelpやStuntingをよりアグレッシブに行うことができる。
・基本的にはベースライン側を相対的にサイズの大きいDで守り、アウトサイド側を相対的に速いDで守れるので1on1でのdisadvantageを作られにくい。

といったものが挙げられます。

通常のマンツーマンDにZoneの要素を取り入れた構造となっているDive Switchで、上手く使えれば協力なディフェンスコンセプトですが、下記のようなカウンターがあることもまた知っておく必要があります:


②Dive SwitchへのCounter

…1. Second Backdoor / Double Backdoor

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バスケットボール戦術についての研究ノートを掲載。 月1-3回程度更新。

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