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基礎的かつ実践的なフィニッシュドリル

こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube
[ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ]

ネット上ではフィニッシュ・ドリルシューティング・ドリルで調べると無数のコンテンツが出てきて、どのように比べて実践すれば良いのか判断するのがとても大変です。

また、複雑なドリルに取り組むよりも、自分のチームの採用する戦術に合わせた効率的なシュートドリルであるのが理想的でしょう。

今回はマガジン第28回として、表題の通り基礎的で実践的なフィニッシュドリルについて論じていきたいと思います。


⓪頻出するリムアタックパターンから逆算:BackdoorとBall Screen (Reject Drive含む)

Finish Drillを考える場合、リムアタックが発生する具体的な状況を想定してドリルが組まれるべきです。

採用するチーム戦術次第でバリエーションがあるとは思いますが、どのチームにも共通しうる(と私が考える)パターンとして、Backdoor、Ball Screen Reject Drive, Ball Screen Middle Driveをピックアップしました。

もちろん細かいことを言えばリムに向かうパターンとしてPost SplitやRip、Slip (Flare Slip, Pindown Slipなど)などのactionがありますが、今回はより基礎的なものに対象を絞りました。

当然ながら唯一絶対のメニューと言う気は毛頭ないですが、何かのヒントになれば幸いです:

①Backdoor

Backdoorは一番基本的かつ最も重要なリムアタックのアクションです。

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バスケットボール戦術についての研究ノートを掲載。 月1-3回程度更新。

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