お笑い芸人は笑わせられるかどうか、コックはうまい料理を作れるかどうかが問われる

村本大輔、桜問題ネタ賛否も「表現は自分のために」
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別にラーメン屋でカレーを出そうと自由だし、カラオケボックスでコスプレするのもまあ自由。なのでお笑いで政治批評を扱うのもそれ自体に問題は感じない。

ただし、ラーメン屋ではラーメンを扱うべきだし、カラオケボックスでカラオケ設備がないのはうなづけない。

つまり「お笑い」と銘打って出てくるならまず「笑える話」を最優先に考えていただきたいと思う。その中で政治批評が含まれるというのならわかるのだが、彼の場合は優先度が逆になっている点に違和感を覚える。

私個人としては単純に笑えない。おもしろくない。なのでお笑い芸人としての評価は非常に低い。

正直、公共の電波にのせるほどのレベルではあるまい。また、相方の中川パラダイス氏のいる意味がほぼ見当たらないのも気になった。

なので、あの内容でどうしてもやりたいのならば。

・お笑いネタではなく「政治談議の独演会」と銘打って
・お笑い芸人ではなく「政治評論家」として
・テレビ番組ではなく「YOUTUBE」で流す
・ネタとして政治を扱うのはOKだが、プロのお笑い芸人ならちゃんと「お笑い」として完成度を高めてほしい。批評の完成度を高めてもそれは批評家としてのものであり、お笑い芸人としてのものではない。

これならいっさい異論はなかったのだが。ネタがつまらないことを「政治ネタを扱うなという事か」という逃げにしないでほしい。誰もあなたに政治ネタを扱えなどと命じてはいないのだから。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。