あるとき、4歳の娘のことを、夫は「いいやつ」だと言っていた。
夫いわく、言ったことにとりあえず同意してくれるというか、1回はのってくれるらしい。あと、お菓子とか自分の好きなものでも分けてくれる。

「あいつ結構いいやつなんだよ。」
って友達かよ。って感じだったが、実の娘なので愛情があるのは確かだけど、「いいやつ」という発想はなかったなーと思った。
それを聞いてから娘を観察するとたしかに娘は「いいやつだな」と思えるところがいっぱいあった。

たとえば、
・嫌なこと・面倒なことでもちゃんとお願いすると引き受けてくれる。
(「困ってるんだよ」、とか「やってくれたら助かるなあ」って言うと、「えーー」とかすっごい嫌な顔しながらもやってくれたりする。笑
・「母ちゃんのつくる給食(ごはん)は全部おいしいよ！」っていつも言ってくれる。→別に夫が言うでもないのに
・疲れたーって色々投げだして横になるとブランケットかけてくれる。
とか。

今のところ、気は強くておしゃべりで誰にでも絡んでいく強気な性格だけど、なんだかんだ押しに弱かったり、息子(弟)や保育所の年下の子にはおせっかい焼きだったり。
気が安定してればけっこう何事も「1人で大丈夫で！」(阿波弁)と手を貸さなくてもやろうとする。
強がっているのかも知れないけど、彼女にとってはその「強さ」が価値なのかもしれないから、とりあえずそれはそれで受け入れているがどんどん成長していくので面白くもあり、あっという間にどこかに行きそうでもある。

でも、とりあえず、頭がいいかどうかとか、育ちがいいかどうかとかより、「いいやつ」ってなんかいいかも。と思った。
娘よ、そのままのびのび育っておくれ。