ニューオーリンズのジャズフェスに行こう 2023 その4〜The Cubes〜
ニューオーリンズ現地時間の3月28日(日本時間3月29日未明)にThe Cubes(タイムテーブル)が発表されました。私の組んだスケジュールを紹介します。
まずはキューブをダウンロード
ジャズ・フェス公式ページにキューブは載っています。
そのページの上部に
>Download Printer Friendly PDF HERE
と記載があり、PDFファイルとしてキューブをダウンロードできます。
それ以外にも
ジャズフェス公式アプリ(JAZZ FEST MOBILE APP)を使う ※準備中
会場内で配布されているカラー版をもらう
などの方法もできます。
どうしても丸一日動き回ることもあって、スマフォの充電が切れた時が心配なのと、どれを観るか思考をまとめやすいので、キューブは自宅で事前に印刷して持参しています。
前提として頭に入れておくべきこと
主に天候要因で、スケジュールは変わりやすい
ジャズフェスの時期のニューオーリンズは急に大雨が降ることもしばしばあります。野外音楽フェスの宿命ですね。水がはけるのを待って14時くらいからスタート、あるいはその日のトリの前に中止、はたまた丸一日キャンセルなんてこともしばしばあります。それもまたジャズフェスの醍醐味と割り切るくらいの気持ちがいいと思います。2022年は2周目の4日間参加した中で一日も雨が降らず、珍しいなと思ったくらいです。(これに加えて、昨年は出演アーティストのPCR検査が義務付けされていたため、当日にアーティス入れ替えなんてこともありました。今年はそういうことはなさそうですね。)
特に記憶に残った雨は2016年4月30日のStevie Wonderです。この年はとにかく雨が多く、この日も彼のステージの前から大雨になりました。それでもステージの直前には雨も落ち着いてきて、再開を期待する観客が待機していたのですが、一部機材が水没しているので止むなく中止のアナウンスが・・・。そこにスティーヴィーが登場し、拡声器で「来年必ず来る」と宣言。さらに雨の中、直前の21日に亡くなったプリンスを追悼し、拡声器だけのアカペラで「Purple Rain」を観客と共に合唱。正直、音響も悪くてテンポはバラバラでしたが、心にぐっと来るものがある瞬間でした。
見たいアーティストはとことん被る前提
ニューオーリンズの地元アーティストに詳しくなればなるほど、頭を抱える問題はスケジュール被り。特にトリはどのステージも大物が務めますので、もうどうしようもないと割り切らざるを得ません。
体調が第一
気温が30度を超えることも多い中、11時〜19時まで連日フェスを楽しんでいると熱中症を始め、体調不良に襲われるリスクがあります。会場内のフェス飯を楽しんだり、テント型のステージで涼んだり、いくら見たいアーティストがいても倒れる前に判断して休憩することは大事です。
私のスケジュール
あくまで主観でひたすら観たいアーティストに色を塗ってみました。
5月4日(木)
割とスッキリしているほうな一日目。
一番気になるのはFestival Stage 3:25 pm〜のBuddy Guy。御歳86歳ながらバリバリ元気なシカゴのブルース・ミュージシャンで、ついにツアーからの引退も宣言しているため、これが最後の機会になるかもしれません。
他にはやっぱりCongo Squre 12:20 pm〜のThe Rumble。いわゆるマルディグラ・インディアンのグループです。Cha Waというグラミー賞ノミネート経験もあるCha Waというグループからほとんどのメンバーが脱退して新たに作られたグループです。私はこのグループのトランペッター、Aurélien Barnesが大好きでして、ジャズフェスで適当にステージを周っていると、一体いくつ掛け持ちしてるんだ!?という頻度で、彼を色んなバンドで見かけます。日本では知名度ゼロに近いですが、注目しています。
5月5日(金)
この日もパッと見はスッキリしています。
色を塗っていないところでも悩みはあります。朝からFais Do-Doでザディゴを観るのがいいか、Jazz & Heritageでマルディグラ・インディアンを観るのがいいか・・・。まだ知らぬ良いバンドに巡り会えるようにぷらぷらするのも楽しみです。
Festival Stage 2:15 pm〜のBig Sam's Funky Nationは私の大のお気に入り。ニューオーリンズに行ったら、絶対観たいバンドです。ニューオーリンズのバンドは比較的メンバーが頻繁に入れ替わるので、今年どうなっているのか保証はありませんが、ギターは日本出身の柴山 聖象(しばやま せいぞう)さんが務めていることが多いです。
続いて、"Soul Queen Of New Orleans"ことIrma Thomas。この時間と丸かぶりで同じく私の好きなNew Breed Brass Band。New Breedはもうメンバー全然違うっぽい?アーマもいいお歳だし、去年は熱中症気味になって観れなかったからやっぱりアーマ観たいかなぁ。そして被り気味でThe Soul Rebelsも入ってます。このバンドも最高。でも夜、d.b.aで観れるし・・・といえジャズフェスのステージで聴くのはまた格別。悩ましい・・・。
大トリはやっぱり2022年開催のグラミー賞受賞(リリースは2021年)アーティストのJon Batiste!Ludacrisも気になるけど、バティステ家の活きのいい若者は観ておきたいですよね。
5月6日(土)
連日のライブ三昧で疲労が出てくるであろう3日目。多分眠くて11時には行けないだろうと予想してますが、昼から結構観たいライブが目白押しです。
やっぱり大御所、George Porter Jr.は外せません。裏でNightcrawlersやってるのが悩ましい・・・
Trombone Shortyのおじさん、Geren David Andrewsも観たいですが、コロナ禍で新たにハマったErica Fallsも観たい!
そのあとはDee Dee Bridgewaterが観たい。学生時代、学園祭の企画バンドで1曲コピーしたことあるんで、思い入れあるんですよね。
5月7日(日)
ジャズフェス最終日!
朝からFlaming Arrowsに始まり、レジェンド、Zigaboo、Galacticと続きます。Bo Dollis Jrに受け継がれたThe Wild Magnolias(という認識で合ってるんだろうか・・・)、Nathanのザディゴも観てみたいけど、NE-YOみたいなのも見たくなる頃。
そして最終日の大トリ。迷うことなく、Trombone Shortyを観るんですが、裏でTom Jones、Herbie Hancock、Flow Tribeでもう頭が痛い・・・。最近はあまりジャズを聴かない私ですが、ウェイン・ショーターの訃報があってすぐですし、日本だと最近は数万円は取られるであろうハービー・ハンコックは聴いてみたいですよね。とはいえ、もうショーティー観たくてジャズフェスは2週目に行く、みたいなところあるんでこればっかりは諦めざるを得ません。
まとめ
もう只ひたすら、私の欲望を書き殴っただけの記事ですが、こんな感じでスケジュール立ててますよ、という紹介でした。とはいえ、まず立てたスケジュール通りに進んだことは稀です。雨が降ったり、疲れていたり、お腹空いたのでご飯食べてたり、いろんな要因で予定は変更しますが、それもまた醍醐味です。
・・・はい、多分違います。
私の投稿を参考にしてくださっている人もいる様なので、服装、持ち物とかジャズフェス会場内のご飯についても早いうちに書いていきたいと思います。
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