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ニューオーリンズのジャズフェスに行こう 2023 その6〜モバイル・アプリ〜

ニューオーリンズに行くときに便利だと思うアプリをいくつか紹介してみます。

はじめに

電話番号認証の問題

最近はセキュリティの関係で多くのサービスでサインインするのに、電話番号認証が必須になってきていますよね。私が紹介している交通系のアプリも例外ではありません。気を付けるべきは「どの電話番号で認証するか?」です。(これ、最近のセキュリティ脆弱性の問題にもなってくる気がしますが、この記事では省略。)

私が昨年、2022年のジャズフェスに旅行したときを例にします。詳々な事情からスマホは2つSIMが有効な状態にしていました。

  1. 日本国内で日常的に使用しているMVNOの物理SIM(SMS、音声通話のみOK)

  2. アメリカ国内で使えるプリペイドeSIM(SMS、音声通話、データ通信OK)

2は契約期間が終われば使い捨ての番号です。当初、2のアメリカ国内の使い捨ての番号でSMS認証をやっていましたが、途中で問題があることに気づきました。SMS認証だけでサインインできてしまう、または逆にSMS認証ができないとサインインできなくなるサービスが多いことです。(※この記事で挙げているアプリを個別にチェックしていないので、あくまで傾向です。)

つまり、旅が終わりアメリカ国内の電話番号を捨てたあと、知らない誰かが勝手にログインしたり、私がアカウントを削除できなくなったりする可能性があるのです。流石に課金まわりは対策してあると思いたいですが、クレジットカードの番号が残ったりするのは気持ち悪いですよね。私は旅の途中でこれに気づき、登録する電話番号は日本のもの変更しておきました。

また、旅行中に日本国内で使っているサービスに使いたくなったとき、日本で普段使っている電話番号の認証を求めらるケースもあり得ます。昔は旅行中は物理SIMを入れ替えて、プリペイドSIMだけ使っていたものですが、昨今はデュアルSIMで両方受け取れる様にしておいた方が無難だと思います。どう言う契約にすればいいかは、お使いのサービスに寄りますし、滅多なことは言えないので、この記事では触れません。

では、アプリの紹介。

Jazz Fest Mobile App

ジャズフェスの公式アプリです。ジャズフェスの電子チケットを販売しているぷAXSチケットのアカウントと連携することで、チケットの提示が行えます。(AXSチケット公式アプリを使うのも可)

あと、スケジュールを組む機能なんかも付いているのですが、正直スマホの画面サイズだと使いにくい印象です。私はA4サイズの紙でThe Cubesを見た方が考えが整理しやすいです。

あとはスケジュール変更のニュースなどが配信されるので、入れておいて損はないと思います。

AXS Tickets(オプション)

https://www.axs.com/faq

前述のジャズフェス・アプリからもチケット提示できるので、いらないかもしれませんが、このアプリから電子チケットの提示が可能です。QRコードは偽造防止のために定期的に更新されている様なので、スクリーンショットは使えません。

Le Pass(バス・電車・フェリー)

ニューオーリンズの公共交通 New Orleans Regional Transit Authority、通称RTAのアプリです。RTAは市内で路面電車、バス、フェリーを運行しています。こちらのページの「SYSTEM MAP」から路線図のPDFをダウンロードできます。確認していただければ分かりますが、フレンチクォーターはもちろん、観光で行く様な地域はほぼ網羅されています。

路面電車は観光としても一度は乗ってみると面白いです。

このアプリは乗車券の事前購入ができる他、その路線の次の車両が何時に到着予定かも確認できるので便利です。

ただ、正直なところ、私はこのアプリをまだ使ったことないです。と言うのも、昨年8月からリニューアルされた新アプリです。旧アプリとそこまで使い勝手は変わっていなそうではあります。

運賃はアプリでも現金でも変わらない様です。特に便利なプラン(?)だけピックアップするとこんな感じです。

  • Single Ride:$1.25

  • 1-Day Jazzy Pass:$3.00

  • 3-Day Jazzy Pass:$8.00

まあ、とにかく安いです。1日2回までの乗車なら、毎回買った方が安いのですが、まあ何日か分のJazzy Passを買った方が気楽だと思います。

Blue Bikes

ニューオーリンズ市内で乗り回せるレンタル自転車のためのアプリです。

最初にロックを外すのに1ドル、その後は0.15ドル/分の料金がかかります。例えば30分乗り回すと、5.50ドルかかる計算です。RTAも安くて楽なのですが、待ち時間も長いので自転車での観光も選択肢の1つです。

日本でもここ数年は類似サービスを見かけますが、サービス圏内の決められたステーションに必ず返さないといけないですよね。一方、このBlue Bikesは「どこに返していい」のです。厳密には、市内に一般用の鉄製の自転車ラックが点在していますので、そのラックにワイヤーをきちんとロックさえすれば、どこに返してもOKです。私は最初、このことが理解出来ておらず、ステーションを探して彷徨ってしまったことがあります。なお、返却のロック後にちゃんと施錠したことを示す写真をアプリ内から送信することが求められます。

Blue Bikesのステーション。必ずしもここに返す必要はありません。

ただ、ジャズフェスの開始時刻・終了時刻付近はみんな同じこと考えるので、借りられたらラッキーくらいの計画にしておいた方がいいでしょう。また、夜中は自転車に限らずの話ですが、人通りの少ない道は利用しない方がいいと思います。

Uber

日本ではタクシー規制の事情からか、あまり流行らない配車アプリUberですが、アメリカではやっぱり強いです。特に夜はタクシーかUberで車移動をした方が安心だと思います。元々ニューオーリンズはアメリカ国内でも治安は良くない方ですし、コロナ禍後に治安に関する不安なニュース(バーボン・ストリートでの銃撃事件など)は増えている気がします。ジャズ・フェス時期は人が多いので心配しすぎることもないと思いますが、特に初めてニューオーリンズに行く人は注意しても注意しすぎることはないはずです。

前述の通り、電話番号認証の問題もあるので、事前に日本にいるうちに会員登録などは済ませておく方がいいかもしれません。グローバル・アプリなので、日本でダウンロードしても使えるはず。

WWOZ 90.7FM New Orleans

ニューオーリンズのローカルFM局、WWOZのアプリ。もう旅とは関係ないです。ニューオーリンズの音楽を中心に毎日無料でストリーミングしてくれています。聴いてると日々、新しいアーティストの発見があります。

無料ですが、WWOZは寄附で運営されています。ぜひ少しでも寄附をしていただくと良いと思います。寄付者たちはGurdians of the Grooveと呼ばれています。もうそれだけでもカッコいいですよ!

寄附の額によってはギフトももらえます。

まとめ

あくまでジャズフェス、ニューオーリンズ観光という観点でこんなアプリがありますよ、という紹介でした。

また時間が取れましたら、色々と情報放出していきたいと思います。

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