見出し画像

仕事はできない方が良いのか?

最近移籍した職場のボスが、私に言いました。

「良い人を採用したいのですが・・・」

そこで、尋ねてみました。

「ボスの考える『良い人』って、どんな人のことですか?」

彼が答えます。

「長く働いていくれて、問題を起こさない人!」

以外にも「優秀な人」という答えではありませんでした(笑)。

ちなみに、この職場、あまり長く働いている人がいません。

人間関係は大変良好で、ボス自体も滅茶苦茶狂っている訳ではありません。

私が今まで働いてきた職場とは大違いです。

しかし、業務量が多すぎる・・・。

しかも、1人で特定の仕事を担当する為、お互い教え合ったり、チェックをし合ったりすることができません。

本来、余裕のある職場では、難易度の高い仕事をする場合、2人で同じ作業をして、結果が同じであるかを確かめ合います。

従業員達が、不満を漏らします、

「お互い、チェックし合える人がいればいいのに・・・」

どうやら、不安を抱えているのは、私だけではないようでした。

私の前任者も、仕事ができるようになった途端、燃え尽き退職。

自分と同じ仕事ができる人が、同じ職場にいないという悲劇。

しかも、仕事ができる様になればなる程、恐ろしい量の仕事を任される羽目になります。

同僚(A子さん)が、そっと私に耳打ちします。

「花甘露さん、この職場では仕事ができる事を(ボスに)アピールすると、自分の首を絞める結果になりますからね!」

「・・・」言葉もありません(笑)。

この職場で働いている別の同僚(B子さん)が言いました。

「仕事をさせて頂いています!」

彼女の業務量も膨大です。

それを聞いたA子さん。

「そんな事言っているから、仕事が減らないのよ!」と叫びます。

この職場で「ぱっとしない」認定をされているおじさん従業員。

どうやら、彼1人だけが楽しい職場ライフを謳歌しているようなのでした(笑)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?