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理想の母?

今日も、お昼休みは、友人とお散歩。

「花甘露さん、私、いつも深夜に帰宅するから、子供が、家で寂しくて泣いているらしいの…」

(オー、かなり良いお母さんをやっているではないか!)

ちなみに、私は、母が側に居なくても大丈夫な子供でした(笑)。

皆、私の顔を見て言います。

「あなたのお母さんは、さぞかしお優しい方なんでしょうね?」

何故か、勝手に聖母マリア化される母(笑)。

しかし、…。

私が2歳か3歳位の頃のことです。

母が、ゴミ出しに出かけました。

この時、珍しく鍵を持って出るのを忘れた母。

玄関を出ると、カチャッという音がしました。

「しまった!」と、焦る母。

なんと、私は内側から鍵をかけて、母を閉め出してしまったのでした。

「これで、パラダイス🎵」と私が思ったかどうかは、覚えていないのですが…。

知り合いの家に駆け込んで、電話を借りた母は、職場に居た父に電話。

家に戻って来た父が、母に言いました。

「オマエ、子供に嫌われとんのと違うか?」

母は、この言葉に、全くショックを受けませんでした(笑)。

「あんな小さな子供が、ちゃんと私が鍵をかける姿を見とったんやな~」と、しみじみ。

いつも、どこか、ずれている母。

母からは、母性ではなく、オッサンを感じる私。

「ただの同居人ですよ!」と、毒づいてみたい日もある。

(父の方が、よっぽど母らしいのだ!)

親子関係は、なかなか複雑なのでした(笑)。

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