見出し画像

退職の訳は人それぞれ

先月、在職中の転職活動を終えた私。

内定が出ても、最初は、ちっとも嬉しくありませんでした…。

転職活動の動機が、パワハラボスから逃げるというモノだったためです。

入社予定の会社をよく調べ始めると、「今まで、余りにも恵まれない環境で働いていたんだな~」としみじみ。

しかし、今の職場の経験が無ければ、転職先の会社から内定をもらえることは、なかったでしょう…。

私の仕事は、向き不向きがハッキリと分かれます。

今日、別の職場で働く同業者の女性と電話で話したところ…。

「私、この仕事、向いていないと思います…」

「もう、疲れました…」

「なんか、私、間違っていたんです…」

彼女がこの仕事に就いてから、約1年半が経過。

しかも、彼女は、まだ、本当に難易度の高い仕事を経験していません。

それなのに、こんな状態では…。

よくよく話を聞いてみると…。

「先輩に、不正行為をする様に強調されて、嫌気がさしました…」

「もう、何が正しいのかも、分からなくなってしまいました…」

我々の業界では、よくあることです。

如何にして、お客さんからの不正行為の要請を断るか。

一旦この様な行為に手を染めると、精神的に殺られてしまって、人生の転落が始まりかねません。

彼女が担当している会社は、世界的にも有名。

それが、この様な有り様です。

いつも強気な彼女が、電話の向こうで、ため息をついています。

「不正が発覚する前に、退職しようと思います…」

なんとも切なすぎて、かける言葉も見当たらない私。

退職には、人それぞれのドラマがあるのでした…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?