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ドラマチックドクター

ある時期、私が診てもらっていたドクター。

何故か、初対面の私に向かって「僕は、医者なんだ~♪」などと、3回も言ってのけるのでした。どうも、浮ついた感じなのです。

「・・・」人を馬鹿にしているのでしょうか?

どう見ても、警察官などに見えたりはしません(笑)。

お医者さんになったことが、そんなに嬉しいのか、何とも謎な感じの人なのでした・・・。

それにしても、変に華があるのです。色気ムンムンの彼。

女性の患者には、その年齢を問わず、平等にその武器を行使します。

しぐさの一つ一つが、豪華です。

自信からくる輝きというヤツなのでしょうか?

まあ、見た目も悪くはありません(笑)。

でも、どうも引っかかるものがありました。妙な勘が働きます。

早速、看護師さんにインタビューを開始。

「あの先生、なんだか、変じゃありませんか?」と私。

「やっぱり、わかる~?」と看護師さん。評判は、最悪でした。

自分より地位の低い人達には、当たり散らかしているのだそうです。

喋らなければ、それなりにモテることと思います先生!

劇場型診療という、新たな分野を開拓している彼。

でも、病人にドラマチックな演出は、必要ないのでは?

まっ、珍しいものを見せてもらえたという点では、なかなか楽しかったです(笑)。

そう言えば、あるドクターの著書に、「医者って、いい人と思っていないか?」などと問いかけてくる文章が書かれていたことを思い出したのでした。


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