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読書感想 いくつもの溜めを作っておくこと

今日は午後から出張があるため、午前中は在宅勤務をいただき、家から出張先へ行くことができる。

最近車の調子が悪い。今乗っている車との時間もあと10日を切った。新しい車を買うのだ。

コスト面を見て、明らかに中古車の方が良いと見る。
そして、中古車なら途中で売ることもしやすい。
新車だとどうしても、「これが私の車」という独占している所有欲が満たされる。
故に、手放ししづらくなると考える。

中古車なら、まあ私がセカンドオーナーだしなと割り切りも生まれる。

前段が長くなったが、次の車を買うと、今の車のご機嫌が悪くなるということが言いたかったわけだ。(話が飛躍したー)

さて、今日も読書感想していく。書籍は「持たない幸福論〜働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない〜 pha著」である。

前回に続いて、2回目の感想のまとめだ。
今回は、読了しての感想をまとめる。

まずは、結論から。
「持たないものと持ちたいものの棲み分けをする。持ちたいもののポイントになるのが、「複数」と「溜め」である。」

著者のphaさんは、副題にもあるように、働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない、と「持たないもの」を定めている。
タイトルだけを見ると、phaさんは今現代人に横行している、無気力人間のように見えるけど、そうではない。

書籍の内容を見ていくと、やりたいことがある方なんだということが伝わる。
例えば、人との繋がり。ゆる〜い繋がりを求めている。
読書好きだそうだ。好きな本のメッセージとphaさんの考えのミックスを書き表しているという。

そして、大事にしている考え方が以下の通りに書かれている。

社会活動家の湯浅誠さんが、「貧困というのは単にお金がないことではなくて、お金・人間関係・精神的余裕などのさまざまな有形無形の“溜め”を持っていない状態だ」とよく言っているけれど、お金でも家族でも会社でお友人でも知識でも特技でもなんでもいいから、困ったときにそれに頼って少ししのげるような“溜め”をいろんな場所にたくさん作っておくのがいいだろう。

1つじゃなくて「複数」にすることで、背水の陣にならない。要するに死なないということ。
”溜め“としているのは、自然発生するものではないよということだと私は捉える。行動して、溜めていくのだ。

貧困を自己責任とするのはあまりにも酷だが、自分にできることをやって、複数の溜めが作れるといいのかなと思うのである。

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