見出し画像

読書感想 味覚は余白の表れ

台風7号の日本縦断は甚大なる被害を与えた。
台風が過ぎ去った後にも、線状降水帯が現れやすく、余談を許さないことが分かった。防災意識も高まった。無事のときにこそ、有事の備えをしておくことが必要だ。

さて、今日も読書感想をまとめる。
書籍は、「感性のある人が習慣にしていること SHOWKO著」である。



感想の結論をまとめる。感性を磨くために、私がやることである。

「食事の時間を愉しむ。味を分解して感じる。」

『五感を大事にしなさい。』とはよく言ったものだ。
五感は、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚を指す。
視覚が知覚の割合の83%を占めると言われている。ちなみに、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1%だそうだ。(産業教育機器システム便覧 1972)

視覚は、私の肌感覚としても超重要だ。視覚が死んでいるときは、脳機能も死んでいることが多い。

「見えているのに見えていないときは、脳はほとんど動いていない。」

それと同じくらい重要器官は、「味覚」である。

私の経験則から、味覚が死んでいるときは、心の余裕がないときである。
悩みや不安でいっぱいのときは、昼食を摂っていても味を感じていないことが多い。
とりあえず摂取しているだけ。
しかも食欲がわかないことも多い。

「昨日の夕食は何でしたか?」
なんて、記憶力テストでよくやったものだ。

私の昨日の夕食は「チャーハンと餃子とスープ」でした。
スープは「卵ともやしのスープ」。正味シャンタンで味付け。
そういう記憶は、視覚から来るものか、味覚から来るものか。

今回は「味覚」から記憶を呼び起こした。
なぜなら、スープを作ったのはパートナーだから。
本当に正味シャンタンで味付けをしたかは分からない。笑

味覚を頼りにできるのは、余白がないとできない。
味覚がなくても生きていける。
でも味気ない。
色で例えると、味覚を感じられないときは、黒か白か無色透明か。

余白があって初めて違う色を作ってみよう、塗ってみようと思うのだ。
味覚が発動し始める。

つまり味覚に注目することで、自分の余白状況を知ることができる。
味を分解できるのであれば、心に余白がある状態。
味を感じられないとき、どんな味がだったか分からないのであれば、心に余白はない状態。

自分の状況のありのままを受け入れる。

味覚センサーを自分を知る手段の一つにしたい。

味覚を色に例えてみた。黒か白か無色透明かと。
人志松本の酒のツマミになる話でノブさんが、「そのタオルも褒められます?」とアンミカさんへ話を振る。
アンミカさんは、
「白って200色あんねん」と。

すみません。白を1色と捉えていました。すみません。

白って200色あんねん。

白で感じた味覚を200色に分解して感じられたら、味覚の達人になれそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?