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読書感想 比較に囚われず輝く

今日は天気が良い。天気が良いって晴れを指すことが多いけど、最近しっくり来ない。
なぜなら、猛暑に見舞われるから。

今日は天気が良い。雲も多いけど、爽やかな風が通り過ぎて、気持ちが良い。

さて、今日も読書感想をしていきたい。書籍は、「私が好きな私で生きて良いんだ 正々堂々 西村宏堂著」である。

宿直勤務で、大方の仕事内容が終わり、宿直室へ向かう。
テレビをつけてみると、西村宏堂さんが出ていた。アーティストとして異才を放ち、LGBTQである(本書では、その言葉で自分が該当するかどうかというと馴染まないとも言われている)ことを話し、注目を浴びている。

まずLGBTQについて。

LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング)は、性的指向や性自認において多様な個人やグループを包括する用語です。以下にそれぞれの意味と簡単な説明を示します。

レズビアン(Lesbian): 女性が他の女性に対して感情的な興味や性的魅力を感じる人々のことを指します。
ゲイ(Gay): 男性が他の男性に対して感情的な興味や性的魅力を感じる人々のことを指します。
バイセクシュアル(Bisexual): 異性と同性の両方に対して感情的な興味や性的魅力を感じる人々のことを指します。
トランスジェンダー(Transgender): 自分の生まれた性別とは異なる性自認を持つ人々のことを指します。例えば、生まれたときに男性として分類された人が自分を女性として認識する場合などがあります。
クエスチョニング(Questioning): 自分の性的指向や性自認についてまだ確かな答えを持っていない人々のことを指します。彼らは自分自身をより深く理解するために探求を続けています。

AIの返答

潜在的にLGBTQを心に持ち、話すことができなく、苦しんでいる人が多いということが社会問題にもなっている。

西村宏堂さんもその一人だった。

シンデレラごっこやスカートを履くことが好きだった幼少期。
ずっとディズニープリンセスが好きだったことを打ち明けられなかった中高校生時代。

「自分を信じられること」に自信をもった西村さんは、世界の見え方が変わったと言う。

私は、この本を読んで、「人の見方はどうしても比較から形成されてしまう」ということを強く感じた。
西村さんも、周りの大人や同級生から浴びてきた「普通じゃない」という言葉に苦しめられてきた。
「普通じゃない」は、「(周りの人との比較で)普通じゃない」となる。

得意・不得意も同様である。
「(周りの人との比較で)得意だ」
「(周りの人との比較で)不得意だ」

私たちは、呼吸をするようにこの「比較」を知らず知らずにしてしまい、自分の内側(自分らしさ)を他人との比較に判断を委ねてしまっているのだ。

心に残ったフレーズがある。

「できる自信」と「できない自信」

「できる自信」は分かりやすい。
できるは得意を表しているので、周りの人との比較でできていれば、「できている」と認定される。(勝手に自分自身で)
そのことは、もちろん嬉しいわけなので、自信にもつながる。

反対に「できない自信」はどうか。

「できない」んだから自信なんかないでしょうよ。
と思われがちだが、そうではない。

「私はきっとこれはできないから、違うことをやろう」

自分のことを知っているんですよね。これはできないことだと。
そのことも大きな自信になるんです。
だって、自分のことをよく分かっているから。

これをやったら大惨事になりそうだな
やっても上手くいかないだろうな

自分のことを分かっているという観点からみると、自分を信じる、「自信」になるんですね。

私はどうだろうか。

「できる自信」は、ルーティン化されていることは大体できる。
体力を使う事柄も大体できる。
じっくり長く思考し続けることも大体できる。

(大体と言っている時点で、自信なさげ、、、笑)

「できない自信」は、自己紹介のような場所で一発笑いをとるようなことはきっとできない。
瞬発力が求められるようなコミュニケーションもきっとできない。
100点を取らなければならないような場面、提出物を全て揃える、管理するなどのことはきっとできない。

(きっとと言っている時点で、いつかできるようになりたいなという希望的観測も見受けられる、、、笑)

子どもを見ていても、つくづく「自信」って何なのだろうかと考えさせられる。
子どもが言うには、「私は字を書くのは得意!」と自信を持っているようだ。
なぜなら、コンクールで良い賞を取ったからだ。

要するに、承認欲求をズブズブに満たしてくれたからだ。

認めてもらったから、自信になるの?
そうやって自分のことを信じられるようになるの?

承認欲求自体が悪いとも言えないし、私自身も99%承認欲求の奴隷のように生活しているだろう。

でも少し、
「これをやっている自分好きだな」というセロトニン的な快楽を求めてもいいのではないかなと。

社会の波に抗って、自分を見つめ直す、インサイドアウトの気持ちになった読書の時間でした。

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