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「 ポイ捨てのないまち 」 どう 行動 する?

サッカーのカタール・ワールドカップで日本人サポーターが行って話題となった「ゴミ拾い」は記憶に新しいと思います。

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)では、試合後のスタジアムでゴミ拾いをした日本人サポーターが現地のスタッフから感謝の言葉を送られた。SNS上で動画が拡散。現地スタッフは「まず申し上げたい」「アリガトウゴザイマシタ!」と話した。

スポーツ文化・育成&総合スポーツニュースサイト「THE ANSWER」
https://the-ans.jp/qatar-world-cup/284177/

先日(20221218)地元のボランティア団体のお手伝いで、街清掃に参加してきました。6名で2時間ほどの作業でしたが・・・なかなかのゴミの量です。ゴミ掃除をして世界から称賛される「マナーのいい国民」は何処に…。植え込みやコンビニ周辺は特にひどい。

以前は、コンビニの「入口付近」に必ずといっていい程ゴミ箱を目にしましたが “家庭ごみの持ち込みを防ぐため” に、今は多くが「店内」に置かれるようになっています。店で購入した商品から出たゴミを捨ててもらうために設置されているので、戻って捨てるに問題は全くありません。なのに店前のポイ捨ての多い事!

「自分が周囲にどう見られているか」を過度に気にする日本人。「他人の目がない」時間や瞬間、場所では気が緩むのか、ゴミ問題はこういった街中は勿論、観光地やBBQ場、山中の不法投棄など、深刻な場所は日本各地に沢山あります。

多くの自治体でポイ捨て禁止条例(さわやかな環境づくり条例)が制定されています。しかしながら措置・罰則規定の適用事例はわずか6%にも満たない状況で、その殆どが「助言及び指導」止まり。罰則を伴わない条例のもとで人々のモラルに訴えかけてきましたが、残念ながら、ほとんど目立った効果は無いようです。

そもそも自分達が住むまちです。誰だって綺麗なまちに住みたいですよね。それに、自分の家の庭や部屋にゴミを捨てられたら怒るはずです。

条例や「他人の目」の有無にかかわらず、自分だけでなく、自分に関わったことのある人や行った場所、すべてにやさしい気持ちの良い行動を取っていきたいものです。

参考:環境省環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課
令和3年度「ポイ捨て」に関する調査報告書

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