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衣食住と、愛がないと

推しのライブに行った。
いつもみたいに漫才みたいなMCと
いつもみたいに大好きな曲たちを聞いてきた。

受験期に背中を押された曲も、
憂鬱な会社までの道のりで聞いた曲も、
失恋で死にたくなったときに聞いた曲も、
どれもわたしの人生に寄り添ってくれた
大事な大事な曲だった。

しかも今回は大事な人に聞いてもらえた。
わたしの大好きなものを
一緒に聞いてくれてありがとうという気持ちしかない。
貴重な時間を割いてくれて本当に本当にありがとう。

わたしも、周りのLEGOファンも
「この曲がいちばん好きかもしれない」
という曲がある。

それが、「愛を食べた」という曲。
愛を「食べる」のである。

リリース前に、この曲を初めてライブで聴いた時、
「爽やかな曲だな」くらいに思っていた。

サビの部分のカナタさんの裏声だったり、
曲調だったり、とにかく爽やかなのである。


でも、強く心には残っていて、ライブ終わりに友人たちと
「新曲、すごく良かったよね!」と話したのを覚えている。

この曲の歌い出しはこうだ。

朝思いついたように IKEAに行こうって君が言う
あの夢の国よりも 現実に根付いた夢がある

突然の「IKEA」なのである。
「IKEA」に「行こう」なのである。

でも、確かにそうだ。IKEAには現実的な夢がある。
お手頃価格で実現可能な、庶民がリアルに見られる夢がそこにはある。


この曲のMVは、15周年を記念していて
過去のMV等のネタが詰め込まれていたりと
愛が溢れているものになっている。

昔先に死なせてって歌が
(あったっけ?あったっけ?あったっけ?LEGOだっけ?)

歌詞にもRayという曲の歌詞が登場して
思わずクスリとしてしまう。


ラストは観客もシンガロングできるようになっているのだけれど、

Everybody is hungry for your love
Everybody is always starving
Everybody is hungry for your love
衣食住と愛がないと

という歌詞で締め括られる。

わたしはこれを、ここ最近ものすごく実感している。
人間が生きていくためには、衣食住だけではだめなのだ。
衣食住と「愛」がないと、と。

衣服で身を包み、
美味しいものを食べ、
すやすやと眠る。

もちろんそれはすごく素敵なことなのだけれど、
そこに愛があったら、もっともっと幸福だ。

きっとこれは恋愛感情だけの愛じゃない。
周りの人たちや、環境、いろんなことへの愛。
誰かへの優しさや愛情で、
わたしの世界はもっと鮮やかに色づいて、もっとハッピーになっていく。

わたしのことを愛してくれる人たちへ
同じくらい、もしくはそれ以上の愛情を注ぎたい。
ちゃんとわたしを必要としてくれる環境で働きたい。

ね。衣食住だけじゃ足りないんだよ。
愛がないと。


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