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いつか死ぬから、会おうよ

推しの10周年の際、「心臓の居場所」というアルバムが発売された。

そのアルバムも、ツアーも、とても思い出深いものになったし、
特にツアーでは参加した会場全てで大号泣した。

とある会場では、整理番号 3番のチケットが当たり、
メンバーの目の前の最前列でも号泣した。
もちろん、心を動かされたがゆえの涙だったのだけれど、
傍から見れば嗚咽を漏らしながらの大号泣だ。
それはさぞ気持ちが悪かったことだろう。

だけど、そのくらい心を動かされたツアーだった。


アルバムの発売に際して、
タワーレコードでのイベントが決まった。

ボーカルのカナタさんと、もう一人のメンバーでのミニライブと
アルバムの購入者限定の握手会。

当時わたしは親友にこのアルバムを貸していて
ミニライブを一緒に見ようと話していた。
当日、親友から「すごく良かったから自分でも買ったよ」と言われ
ホクホクした気持ちで、一緒に会場へ向かった。

わたしたちが参加した回は
カナタさんとギターのヒロキさん2人でのアコースティックライブだった。

イベント終了後、2人との握手会。
何を伝えようかと迷っていたのだけれど、
純粋に聞いてみたいことを聞こうと思い、話しかけた。

カナタさんの衣装の
ネックレスのような、タイのような、革(?)の紐のことだ。

何を言っているか分からないかもしれないが
ぜひ一度、画像を検索してみて欲しい。

私「ライブも、アルバムもすごく良かったです。」
カ「ありがとうございます!!」
私「衣装のあの紐?みたいなのって、何なんですか…?」
カ「あれな、紐!紐です!つけとき~!って言われてん!!わっはっは!」

ファンの方ならご理解いただけると思うのですが
非常に「いつもの」カナタさんである。

作詞を担当しているヒロキさんには、
絶対に伝えたいことを伝えた。

私「アルバムを貸していた友人が、すごく良かったからって自分でも買ってくれて。
なので今日一緒に来ました。」
ヒ「ほんまですか!ありがとうございます。あなたのおかげです。」


わたしが、LEGOのライブに大切な人を誘うのは
きっとこの日があったからだと思う。

大事な人に、自分の大事にしているものを知って欲しいから。
「わたしは、辛い時も、楽しい時も、この人たちの音楽に救われて
なんとか生き延びられているんだよ」って、自己紹介がしたいから。

このnoteも、きっとそう。



何回だって言うよ
僕らはいつか死ぬから会おうよ

君からもらったもはたくさんありすぎて
君に何か与えられたのかだけ不安になる

透明な君だから見えないけど
それでもいい
染まらないでいてよ ねぇ そっと
誰かに心許したりしないで
見えなくたっていい
染まらないで 染まらないで
忘れないで 忘れないで ずっと

最終回は透明 / LEGO BIG MORL
 


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