リタイア候補地2 タイ編

タイ

みんなが大好きなタイ。私の周りでもタイでリタイアしたい!という友人が何人もいます。タイは学生時代から数えきれない程訪れていますが、今回は移住者視点で過ごしたので結構新鮮でした。コロナ規制も撤廃され旅行者が自由に入国出来るようになった2022年7月、プーケット、バンコク、チェンマイ、チェンライと一か月弱で回りました。
コロナでしばらく海外旅行をしていなかったので、プーケット空港からホテルに向かう車窓から掘っ立て小屋風の住居がたくさん見えて結構びっくりしました。私の中ではタイは先進国入りしていたので、タイがまだ微妙に発展途上国だということをすっかり忘れていました。久しぶりのタイはやはり万人に愛される観光大国という感じで、トロピカルな気候、リーズナブルな値段でおいしい食事、どこでもマッサージにありつけ、定住しても快適に暮らせるだろうと思いました。特に外食が安くて美味しいのは大きなプラスポイントです。ただこれはタイだけではなく発展途上国全般にいえることですが、バイクやトゥクトゥクなどの排気ガスのせいで街中の空気汚染が酷くて、快適に街を散策することが出来ません。ゴミの分別やリサイクルも進んでおらず、環境はこれから向上するというよりは悪化する可能性があるのではないかと思います。でもなんといっても治安がよく人々もフレンドリーで、女一人でどこへ行っても身の危険を感じることなく過ごせるのはプライオリティーが高いアドバンテージです。私はタイ語が全く出来ないので言葉の壁があるのは難点ですが、観光大国、外国人リタイア大国なのでどこへいっても外国人用サービスがあるのもポイント高し。外国人用(というか英語が話せる医師)による高度医療となるとバンコクに限定されるかもしれませんが、バンコクではメディカルツーリズムが盛んで欧米より格段に安い値段で同等の医療を受けられます。何百万かの年収があれば一年の長期滞在ビザが取得できるので、基本的には更新し続けることは可能なはずですが、自動的に更新というわけにはいかないとも聞いたことがあります(フィリピンは更新料さえ払えば自動的に更新)。ということで、タイはリタイア候補地としては上位にくること間違いなしです。

プーケット
知り合いでプーケットでリタイアした人も数人いますが、プーケットは外国人観光客が多いので、輸入品を扱うスーパー、ベーカリー、レストラン、不動産屋など外国人用のサービスが多くて便利です。ただ物価はタイの中では高め。特に外国人向けのヴィラ等の不動産は高いです。海が好きな人にはいいかもしれませんが、プーケットの海はあまり透明度が高いとはいえません。定住している外国人や長期滞在者が多いので、ヨガ、料理クラスなどの英語クラスが豊富なのはプラスポイントです。

バンコク
バンコクはあまりの渋滞と空気の悪さから最初から移住は考えていませんでしたが、今回1週間ほど過ごして絶対バンコクでのリタイアはありえないと思いました。タイの他の都市と比べて唯一のアドバンテージ(私が考える)はBTSを始めとする公共交通機関が発達しているので、フィリピンのように車移動だけに頼るため常に渋滞に巻き込まれることは避けられるところでしょうか。

チェンマイ、チェンライ
私は基本的にタイ南部よりも北部が好きです。チェンマイ、チェンライはバンコックやプーケットよりも物価が安いですが内容は劣ることはなく、おしゃれなレストランや雑貨店もたくさんあり、人もおっとりとしていて、観光客にたかるような雰囲気ではなく過ごしやすいです。特にチェンライは渋滞もなく移動が簡単で、町の中心地を少し出れば緑があふれていて暮らしやすいと思いました。少し行けば簡単にラオス、ミャンマーに行けるので(ミャンマーは当分観光客が行けるような状態にはならないとは思いますが)便利です。私個人としてはタイの中ではチェンライが一番リタイアしたい場所だと思いました。

まとめ

プラス点
ご飯が美味しい
物価が安い
安全
豊かな自然
冬が無い
日本から行きやすい
外人用医療施設が充実
リタイアメントビザ制度有

マイナス点
タイ語が出来ないと不便
昼間は酷暑
排気ガス等の空気汚染


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