アタマ秋刀魚所感

 先日、「アタマ秋刀魚なるものを試してみた」旨のNOTEを起案した。

 この記事自体、「アタマ秋刀魚をやってみました。結果、短期確変に恵まれて勝ちました」と書いただけで特に内容はない。
 上記NOTEを書く際、色々私見を書くべきか悩んだのだが、「よくわからない以上、うかつなことを言えない」ということで全部削除してしまったのである。

 そんなところ、この記事がアタマ秋刀魚の方に取り上げられた。

 私の備忘録をわざわざ取り上げていただいてありがとうございます。
 あと、淡白な記事で申し訳ありませんでした。


 内容が薄い理由はいくつかあるが、

意見に関してはうかつなことは書けない
前日、8時間ぶっ続けのアタマ秋刀魚+カラオケ3時間で疲れていた
対局時のもろもろについては他の同卓者の手前書けなかった

がその理由である。
 ただ、せっかく記事を紹介してくれたことだし、アタマ秋刀魚を試した私見を備忘録として書き留めておこうと思う。

 ただし、読む前に一点注意を。
 以下、もっともらしいことが書いてあるが、これは私が思った感想であり、考察ではない。
 思ったことを単に書き連ねたに過ぎず、なんらかの合理的根拠があって言っているものはない。
 そこは誤解なきよう。


 まず、第一に思ったのは、「クソ手に対する救済策としてはアタマ秋刀魚は優秀だな」ということである。
 通常の秋刀魚(ないし四麻)では、「4メンツ1雀頭」に近いほど有利(無論多少の逆転現象はあるものの)で、「4メンツ1雀頭から遠いクソ手」だとなかなか和了できない(配牌8種の和了率などを想定してみよ)。
 チートイや国士など例外もあるが、本当に例外である。
 しかし、「アタマあり」・鳴きチートイが可能になることにより、クソ手からチートイを使ってかわしに行くことも可能となった
 そういう意味で、「クソ手でも仕掛けることで前に出ることに勝算が見いだせるアタマ秋刀魚は結構優秀かもしれない」ということが第一に思った感想である。


 次に、「門前チートイは2ハンのままでもいいかな」とも思った。
 裸単騎七対子が役満なのはそのままでいい。
 ただ、普通のルールにあわせて面前チートイは2ハン、鳴き七対子が1ハンでもよかったのではないかなあ、と思った。
 もっとも、この辺は「特殊ルールの変更はできるだけ小さく」という私の価値観が反映しているだけだし、インフレの程度にもよるので、あまり大事ではない。

 さらに、「インフレは不可欠ではなくね」とも思った。
 私が打った「アタマルール」は、

5は全部赤ドラ
花牌あり
北は役牌
ツモ損なし
一発・裏・赤にチップ(5000点相当)

という点数変動の大きいルールであった。
 また、ルールブック(URL下記参照)にも

(以下、下記URLより引用)
 ある程度のインフレを許容したルールでなければ健全にアタマを遊技することができませんのでご了承下さい。
(引用終了)

とある。

 我々のルールがインフレすぎただけなのかもしれない(それは大いにあることである)が、チートイ2ハン・鳴きチートイ1ハンにしてインフレの低い(ツモ損あり、花牌なし、赤は1枚か2枚、北は役牌)ルールでも十分楽しめるのではないか、とも思った。
 もっとも、この辺も私の「特殊ルールの変更は最小限たるべし」の影響もあるし、程度問題でもある。
 ぶっちゃけどうでもいい感想である。
(私も「ツモ損あり、赤ナシ、北は役牌、花牌なし」というルールで楽しめるかと言われたら、私も「どうか」と返答するだろうし、「一発裏無し」だったら反対するだろうし)。


 最後に、紹介してくださった記事の疑問に回答したい。
 まず、「つまらなかった」ということはない
 8時間自体は非常に面白かった。
 というわけで、「つまらなかったからNOTEが淡白だった」わけではない。

 また、「これは麻雀じゃない」とは思わなかった。
 あの8時間で裸単騎七対子聴牌はある人にのみ頻出し(私ともう一人には現れなかったと記憶している)、その人が2回裸単騎七対子を和了した。
 だからといって、裸単騎七対子はかなりのリスクが伴うわけだし、それをもってこれは「麻雀じゃねえ」とは思わないだろう。

 ただ、「普通の秋刀魚に近かったか」のかもしれない。
 前半では「手が悪かった」(と言っていた)方がアタマフーロを繰り返していたものの、それを残りの2人が手の速さで駆逐するという展開になっていた。
 私も対局前は「『アタマフーロあり』といってもそれほどゲームバランスは変わらなくね?」とあまり重視していなかった。
 途中から、「『アタマフーロあり』では交わし手チートイが優秀ではないか」と思うに至ったため、「アタマ」を多用することになったわけだが。


 以上が私の感想である。
 最初に書いたがあくまで乾燥、じゃない、感想である。
 その点は注意してほしい。

 では、今回はこの辺で。

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