簡単だけど少し怖い

こんばんは。今日はオンライン申請の話です。

マイナンバーカードの申請をしました。一応運転免許証を持っているので、身分証明書はあるのですが、大学院に出願するときに撮影した証明写真のデータがあったので、せっかくだからとオンライン申請にしました。申請書自体は結構前に届いていたのですが、バタバタしていてのびのびになっていたものです。

QRコードを読み取って、メールアドレスを入力して、生年月日と氏名入力を確認して、申請。びっくりするくらい簡単でした。これだけ簡単だと申請しやすいですよね。国が力を入れているというのもなんとなくわかるような気がしました。

とはいえ、個人情報(特に金銭面)を一手に集めたカードな訳ですから、怖さはあります。大学院進学にあたって年金を引き続き学生猶予にするか払い始めるかとかを考えているところなので、そういうのも全部残るのかあ……となっています。お金の記録が全部集められて管理されることに怖気付いているかもしれません。

インターネットを利用した諸々は簡単です。今年の大学院入試は願書作成から面接までオンラインだったし(入学手続きは手書き)、今は成績確認もオンラインです。大学の卒業式だって、インターネットで配信できる時代です。移動の手間がない分とても便利なのは間違いなくて、オンラインじゃなかったら体を壊していた私は今年度卒業できなかったでしょう。

でも、同時に少し怖いのです。インターネットの波に飲まれていろいろなものがあまりに簡単に手に入ってしまう世の中が。あまりに簡単に「管理されている」ことに慣れてしまう状況が。そして、「バーチャルな人のつながりで満足してしまう」ようになることが。古い人間なのかもしれません。そういう腰がひけた状態の人が多数派だから世の中の改革は進まないのだ、とも言えるのかもしれません。それは確かです。ただ、感覚的に突っ走りたくありません。ネットの海に駄文を垂れ流している身で言うのはおかしいことでしょうが、なんとなくオンライン化が善でアナログは悪と二分法的に考えることに対する抵抗感を抱いています。

ちなみにマイナンバーカードが交付されて手元に届くのはしばらく後のはず。マイナポイントとかよくわからないけれど、手にするのが怖いながらも楽しみだなあと(どの程度利用するか不明のために)興味本位で思っています。

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