雪だるま

先日、そり遊びをしに近くのスキー場に行った。
片道30分強の距離だ。

午前中30分くらいそりで遊んでから、雪だるまを作ることにした。
題材は娘の好きなほっぺちゃんである。
雪だるまと言えば、上下に段で下が大きな雪玉、上が比べると小さな雪玉でできているのがふつうである。
通常は丸い玉である。

今回の雪だるまは上が特徴的で、ほっぺちゃんににたとんがりが頭頂部にあるのである。
目はその辺に落ちていた木の皮で代用して、尻尾も何かの木の枝だ。

両手に乗るくらいの小さい雪だるまを作ったので、いざ帰ろうとすると。
娘は雪だるまを置いて帰りたくないらしい。
大泣きだ。
さよならしたくない。
でも家に持って帰っても溶けてなくなっちゃうよ?それでもいいの?
ここに置いておいた方が長生きだよ?
でもさよならしたくない。
妻は呆れていたが、僕にはよくわかる。
よくできたし、好きな雪だるまだから、離れたくないのさ。
持って帰る途中も、ちゃんと車のトランクに入れたのか?気になって、泣いてしまう娘。
「家に持って帰っても溶けちゃうよ?山に帰っちゃうよ?」って言っても、泣いちゃう。
夜も寝るときに「明日もいるかな?」って聞かれたけど、
「たぶん明日の朝はいると思う。でも山に帰っちゃうと思うよ。」って言ったら泣いてた。。。
僕も悲しいよ。雪だるま。


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