雪だるま

二月八日の大雪は
守られなかった約束をリセットするかのように 
都内全域に降り注いだ

晴れをあれほど待ち望んでいたのに
その日は奇しくも八年振りの大雪になった
僕は透き通った空気を体に取り込み 白い世界でひとりぼっちだった

そんな漫画みたいな話もあるんだな

渋谷のセルリアンタワー裏
東急電鉄ビルの前で 雪だるまをつくる

明日には溶けて 跡形もなくなってしまうだろう
かじかんだ手は赤い血の色

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【悪寒】破壊を楽しむ者が近所にいる恐怖

夏なので暑いです。頭がボーっとなったり、汗疹ができて痒くなったり。仕事中はスーパーの食品売り場で涼しくなりたい。そのことばかり考えています。

暑い時は積極的に「あつい!」と言うようにしている主義ですが、少しでも涼しくなりたい。なので冬の思い出を記事にして、その間だけでも涼しくなろうと、なっていただけたらと思いました。ダメですか。

昔々、毎年。

ある最寄りのJR駅自転車置き場の前に、冬になると

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プログラミングのために必要な三要素 ーSemantics, Syntax, Pragmaticsー

前回の記事では、「プログラミングをすれば、論理的思考を身につけることができる」という、言ってしまえばよくある短絡的な思い込みについて明らかにしていきました。

今回は、前回の記事で取り上げた、

「雪だるま式」のプログラミングと、

「写経式」のプログラミングでは、

「論理的思考」や、来年度より公立小学校のプログラミング教育の軸となる「プログラミング的思考」を身につけることはできないことはおろか

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ありがとうございます!毎日続けるように、がんばります!
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初めまして。

初めまして。utahaです。

初投稿、何を書こうか迷いましたが、
僕がこれまで生きてきた中で、
最も心が温まった体験を書こうと思います。

高校1年の冬。僕はスピードスケート競技の
インターハイ、加えて冬季国体の補助員に
駆り出されていました。朝から夕方まで、寒い中、会場の見回りやストーブの給油をして、
うん、正直大変でした(笑) 競技を見ているのはとても楽しかったですけど😁

その時も確か、

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雪だるま【詩】

なんでここにいるの?

ぼくを作った女の子は

ぼくを見て

満足そうに駆けてった

 

ねぇ、なんでここにいる?

ぼくになにをしてほしい?

動けないし

寒そうな人を

暖めることも出来ない

話せないし

出来ないことだらけだ

考えるのもバカらしい

あきらめたよ

雪だるまなんてこんなもの

 

ぼーっとしてると

誰かの声が聞こえた

動けないから

聞いていた

話せないから

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身にしみる寒さ

4月だっていうのに、今日はとてつもなく寒い。外を見れば雪が降っていて、春の陽気が何処かに行ってしまったようだ。小さい頃は、ゆきが珍しくて外に出て遊んでいたなあ。今じゃ寒いからお家に引きこもりたくなるけど。

 雪と言えば、雪だるまだと私は思う。幼い頃に少ない雪を集めて集めて、ピカチュウの雪だるまを作った。お世辞にも上手とは言えない雪だるまだけど、でも完成したピカだるまを見た私の心はぽかぽかなのだっ

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【短編小説】楓恋とタケシさん(6)

-冬、通りすがりのほっこり-

「うおぁっ」

まだ暗い1月の早朝。しゃがみこんでいた楓恋の斜め後ろで、突然シャッター音が鳴り、フラッシュも光ったので、驚いてひっくり返りそうになった。
「おお、大丈夫?」
聞き覚えのある優しい声と、街灯に照らされて辛うじて見えた知り合いの顔に、楓恋は安堵のため息をついた。
「なんだタケシさん……あけましておめでとうございます。もう、心臓止まるかと思いましたよ」

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