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【旅行記】凍て星の里で火花を浴びて〜討ち取れ敵将駈歩ReMix〜

 毎度毎度ふざけたタイトルを出力してしまいすみません。

 今回も旅行記。数回に一度はしたためている地元(ガチ地元ではない)の旅行記です。なんかもう旅行記の人みたいになってますね。

※相変わらず画像が多いです。
※敢えて名称や場所を記載していないスポットについては、XからDMをくださればお教えします。プロフィールページからXへどうぞ。(生きていなさそうなアカウントですが連絡用です)


 今回もパートナー氏が遊びに来たいと口にした次の瞬間にホテルを予約していたので、地元(近隣)の新潟県長岡市の旅です。

 悪天候を引き連れやってくることで名を馳せているパートナー氏は、今回も運転が困難なほどザッバザバの雨と寒気を背負って来ました。流石は悪天候で元気になるタイプの陰属性です。

 朝早めの到着でしたので、どこも開いてない……。
 ぐるぐると車を走らせ、開店のタイミングに間に合うようにして『青島食堂 曙店』さんへ。
 かの有名な青島食堂の分店ですね。本店もすぐ近くだったのですが、今回はこちら。

 何度も書きますが、冬の寒い時期に食べる生姜醤油が一番美味い。都内の店舗に行かれる際も冬がオススメです。都内は並ぶからキツいけど。

 お味は本店や秋葉原店と比べると、しょっぱめ。味が濃いほうが好きな方には曙店はオススメです。

 それからホテルのチェックイン時間まで時間を潰そうと映画館へ。

 デートでこれ観せる奴があるかい!!!
 と思いましたが、北野武監督作品『首』観てきました。
 個人的に北野監督の作品は「痛い(物理)」ので、観るときは相当な覚悟で以て挑むのですが、今回は舞台が戦国時代で人がフランクに死に過ぎるため却って平気でした。ヤ〇ザものが怖すぎた人はこれならイケるかもしれません。

 前情報&歴史的に分かり切っていることしかここでは書きませんが、がっつり衆道についても描いており、男たちの想いの交錯も暴力描写よろしく痛々しく、自宅でひとりで視聴していたならば「もうやめたげてよぉ」と叫びたくなる仕上がりです。
 あと信長がかなりゲスに描かれていて、視聴者に「なんなんコイツ」と思わせるような苛烈さなのですが、最期が近付くにつれ「あ、コイツ誰からも好かれてないんだな」と哀れみの感情が湧き上がってくるので、なんかもう可哀想だなぁ〜……と染々してしまいました。
 ノブが虐してくるけど、ノブ虐。そんな作品です。

 あと予告が流れているときに雨穴さんの声が大音量で聞けてよかったです。雨穴さんの可愛いところって声がちいさいところだと思ってたからドデカ立体音響で聞くと脳がバグっていいですね。解釈違いだ!!!

 陰鬱な気持ちを引き摺ったまま(でも喜劇だと思う)ホテルにチェックイン。
 居酒屋の予約時間までを駅周辺をぶらぶらして潰します。

 みんな大好きヤスダヨーグルトの売店で見掛けたレアチーズ。容器が可愛い。
 レアチーズケーキの、タルト土台とっぱらった部分という感じ。とても美味しかった。

 非常に詫び寂びのある手作り感満載招き猫。
 頭には小銭がたくさん。愛されていそうなのでご利益はあるのでしょうね。

 田舎のアニメイトにひとり残されていたので推しをお迎えしてきました。寒いときはしっぽの毛に手を入れていいと言ってくれるキャラなので容赦無く手を突っ込みたいですね。

 雪なのか雨なのか曖昧な天候の中、駅の反対口へ移動。

 予約していたのは『創作居酒屋 繋』さん。
 越の地鶏を扱うお店です。
 予約札が多かったので、週末なら予約をした方がいいかも。

 ウコンを無料で貰えます。
 この時点で好き。

 お通しが大根の唐揚げでかなり美味しかったのも高ポイント。好き。

ウシュバくん❤︎

 私は飲み比べセットを注文。
 久保田は今更説明は要らないかな。山古志は柔らかな口当たりながらもキレがあり、初聲はひとくち目のフルーティーさに破顔しているとすぐにアルコールが刺突攻撃をしてきて面白いです。

 生カキポン酢。
 もっちり肉厚で最高。

 唐揚げ。
 人生で一番うまい唐揚げかも。
 薄めの衣がサクサクというよりパリパリ。

 鶏皮串。
 鶏串は全て揚げてあり、濃厚な辛子と相性抜群です。

 初見の梅唐辛子なるもの。
 かなり辛いけど、どの料理にもぴったり。
 買うの忘れてた……!

 翌日は雪との予報があり、ノーマルタイヤなんだが……!? と兎に角怯えていたのですが、午前中はほんの少しだけだったので平気でした。

 そしてまたやって来ました、 寺泊港

 ここに来て牡蠣を食わないのは嘘。
 やっぱり冬の牡蠣が一番ですね。

 そして買い食い。
 パートナー氏曰く「海鮮はうまいのに備え付けのワサビと醤油があまりにも美味しくない」とのことで事前に良さげな醤油とワサビを買って行きました。母もマイ調味料セットを持って行くので、ここに来るときはウェットティッシュと一緒に用意していくのが良いかもですね。勿論新品で。

 立派なサーモンとウニ丼。
 とても安い。


 続いてはディープスポット探訪系のブログやYouTubeでなどで取り上げられることもある、とある宿泊施設兼ゲームセンターへ。

 ヮ……

 昭和、だ……。
 ゲームコーナーは掲載禁止なので載せませんが(店の人に説明して頂いたのですが、人が映ってたらNGなのか、そもそもNGなのか突発性難聴で聞き取れなかったので、大事を取ります)、めちゃくちゃレトロです。
 相方は昭和生なので、なにかとレトロな街並みの写真を上げるアカウントをフォローしてリポストしまくる懐古厨なのですが、そういう方にはぶっ刺さる場所かもしれません。

 私は平成生まれなのでぶっちゃけピンと来ていないというか、平成自体にもあんまり愛着がないし、なんかレトロ感とか『これが平成!』と言えるような雰囲気が無いと思っているので、そういう点ではレトロ感、あのとき感を身をもってして味わえる人たちというのはなんというか『ふぁぼりつ』である。使い方違うね。
 まぁ私が極めてドライな人間なだけかもしれない。あるのかもしれない。平成っぽさって。

 ちなみにトースト食べました。
 びっくりするほど熱く、美味しかった。


 前回Googleマップくんにナビさせたところ、一通の逆側から突っ込まされそうになったり、崖上の獣道みたいなところを走らされ、対向車が来たら死の確定演出が入る仕様だったりと散々だったので、今回はきちんと車のナビくんを使いました。安心感ありますね。

 そんなナビくんに従って山道を心穏やかにびゅーんと走ります。獣道じゃないの偉いね〜。

ほい。

 辿り着いたのは『高龍神社』さんです。
 左のキツい階段か、右の優しいルートか選んで参拝できます。

 まぁ、わたくしは勿論このご利益ありそうなエレベーターで。相方は階段に突っ込んで行きました。
 エレベーターのボタンが数字ではなく『上』『下』だったのでレアでした。

 雪風に吹かれながら参拝。お清め米も頂きました。

 身体がキンキンに冷え切ったので、市街地に戻り『ラーメン おこじょ』さんへ。
 新潟ローカルのラーメン店で、地元人気ランキングを調べると必ずランクインしています。

 私は味噌ラーメン。
 全く冷めない激アチ仕様で、喉の粘膜を怪我していた私は本当に涙を流しながら食べていました。
 新潟らしく生姜が効いていてとても美味しい。

 これはパートナー氏の生姜醤油と半チャーハンセット。
 どうしても『長岡生姜醤油ラーメン』って、この前日に行った青島食堂さんのイメージが強いと思います。そして、色んなところで食べても基準が青島になったり、似ていて美味しい!と思ったりする。いや、ラーメンファンじゃないのでよく分からないんですが。
 しかしここの生姜醤油は、どことも違うここ独自のラーメンの味がして、でもしっかり生姜醤油でとても美味しい。行ったことのないラーメンオタさんは必食だと思います。


 食後はホテルに戻り身体を温め、更なる寒冷スポットへ向かいます。
 天候は氷雨。大風。やめてくれ〜!

 この手のネオンで創英角ポップ体なことあるんだ。

 失礼しました。あまりにも『おたより』すぎるフォントに驚いてしまいましたが『長岡花火 ウィンターファンタジー』の会場にやってきました。

 今年初めの記事で「偶然冬に花火を見た!」とはしゃいでおりましたが、調べたら長岡市は冬に花火をメチャやるみたいです。

 今回はかの有名な橋でやる日本三大花火ではなく、高原でイルミネーションとともにカップルでラブラブロマンチックな時間を過ごそうね❤って感じのイベント。
 前売り券販売のみ。興味がある方は前売り券を買おう!

 早めに到着したので屋内に避難。

 あらネオンが素敵。
 BGMでっかくね? と思っていたら生ゴスペルでした。物凄いクリスマス感。イチャつくカップルと学生の波を掻き分け掻き分け、カフェコーナーで待機。

 なんでも人気曲に合わせて花火を打ち上げるイベントで、打ち上げ自体は30分間だけなのですが、こういう施設があると事前に盛り上がりが形成できて良いですね。

 この天候でよく決行したな……という中、時間が近付いたので皆でぞろぞろと待機位置に移動。尋常じゃない寒さに加えて雨。氷雨と読んで字のごとく、氷が降ってる。風がキツい。2℃ですって。
 動かなきゃやってやられん!と相方が雨穴さんダンスをしていたところ、肉まんを手にしたちいさきおのこが真似をしていて可愛かったです。

 これね。

 花火はとても綺麗でした。
 画像は連続でいきます。

 冬の雪国の澄んだ空気の中だと、花火が綺麗綺麗。
 最後に残る火花の欠片までもが美しく、幻想的でした。

 それにしてもわたくしはヒットチャートを聴かないというプライドをもってやらしてもろてるんですが、中でも絶対に聴かない(これはただの遊びであって好き嫌いではないです)と決めていた『アイドル』が流れ始めたので酷く狼狽えました。でも英語版だったのでノーカウントでもいいですか? いいですね。押印。

 駐車場が激混みだったので蜘蛛の子を散らすように解散。なんとか早めに車に乗り込み、市街地へ戻ります。

 なんとか予約時間に間に合った!
 前回訪れた際にパートナー氏がいたく気に入った『Bar Luigi』さんです。

 外で飲んでみたいけど新潟は夏も冬も過酷……。

ウシュバ❤

 樽シャンパンがあるのがいい。

 長岡のでっかシイタケ。
 美味すぎるので昨日地元でも買いました。

 ここの唐揚げもおいちいんだよウシュバくん❤
 付け合せの葉っぱが芝からダートに切り替わるところみたいだねウシュバくん❤

 おい誰だやめろレモン掛けるな大罪だぞ自分の皿でやれやおい。

 ここに来たらこれ。チーズピザ。
 見ての通り生地で掬いきれない重さのチーズがドバドバです。今思い出してもまた食べたい。今食べたい。

 満腹でホテルへ帰ると、長時間運転で腰が死んでいたのでさっさと寝ました。

 はい、翌日はここからスタート。新潟名物イタリアンを扱う『フレンド』さん。

 今更説明も不要かな。
 パートナー氏はこれをいたく気に入っているので朝から角煮イタリアンを食べてました。胃弱な私はひいひい言ってた。朝は食わないのよ。

 最終日は行く場所を決めていなかったのでその場その場でパートナー氏が調べたところにナビ設定をして赴くスタイルで。

 まずは『もみじ園』さん。
 その名の通り紅葉狩りスポットです。

 昨今は名勝地で撮った写真彩度上げすぎ問題が取り沙汰されていますが、これは寧ろ彩度を少し下げてます。
 現地にいた人たちも「赤すぎじゃない?」と口々に言っていたので、もしかしたら他のところよりも鮮やかなのか、或いは良いタイミングで来たのかも。

 それからパートナー氏が「電車の中から見えたあそこに行きたい」とナビ設定したのが……

『宝徳山稲荷大社』さん。
 うっかり奥院に来てしまったので人がいない。
 そのあと通常の参拝コースにも戻りました。
 手前にいる人間がかなりデカい人間なので分かりづらいのですが、超・巨大建築。巨大建築恐怖症の人には耐えられないであろうスケールです。他の場所も同じです。全部でかいです。

 さてこちらの宝徳山稲荷さん、どうして超・巨大建築なのか由来が解らず、内部に巨大建築好きの方がいらっしゃったのか……? って感じで、よく『怪しい』『ヤバい団体?』などと県外の方からは思われがちなのですが、縄文時代からある由緒正しい神社です。安心してください。普通に七五三やってました。私も昔から初詣によく来ます。
 巨大建築好きさんにもオススメしたいスポットです。

 そしてそろそろ行く場所のネタも尽きたか……? と思われた頃、相方がどこかに電話を掛け始め、なぜか私の耳に押し当ててくる。は? ワシかて電話嫌いじゃボケ!と思いながら「予約を取って」と言われたので訳も分からず「いまからふたりできますか〜?」と予約。

 乗馬クラブ、ですって。

 は? 前もって言わんかい!!!てか遠いわ!!!時間間に合わねえだろ!!!と焦りつつもまずはコンビニに乗り付け、スカートを履いていたところをズボンに履き替え、爪切りを買ってギャル爪を全部切り落としました。
 
ジェルネイルじゃなくてよかった。
 しかし躊躇いは無かった。お馬ちゃんのためだから。しゅきだから。

 乗馬については別でまた記事にしますので詳細は割愛しますが、はいこれ。

 んあ〜〜〜〜!!!
 かわちかわちねえ!!!!!!

 なんと元競走馬の芦毛ちゃん。
 ちゃんとnetkeibaのデータベースにもいました。
 続報を待て。


 この乗馬クラブは寺泊港のすぐ近くだったので、最後にまた刺身と寿司を食いました。食いながらジャパンカップを観ていました。
 パンサラッサ〜〜〜!!!!夢をありがとう〜〜〜!!!!

 そして名残惜しくもパートナー氏を駅まで送り、真っ暗な山道を運転して自宅へ。
 車を降りた途端、ケツと腰の死を悟りました。昨日まで座れませんでした。ジョッキーって凄いね。


 ということで旅行記でした!
 なんといつもより文字数が少ない!半分以下!画像で茶を濁せたぜ!
 個人的に冬の新潟旅行は過酷を極めるので、出来れば暖かめの時期に来ることをオススメします(車がないとキツいため)。イベントもあったり、飯が美味いのは確実だったりするので、旅行の腕ある剛の者は是非遊びに来てみてくださいね。スタッドレスタイヤは履くんだぞ。履かないと春までコインパーキングに置くはめになるぞ。

 それでは皆さん、よい冬を。


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