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鎌倉での古本屋さん巡り

鎌倉で古本屋さんといえば、私の中では『ビブリア古書堂の事件手帖』のイメージがありました。
本当に、あのような古本屋さんがあったらおもしろいだろうと思って探したのですが、残念なが見当たりませんでした。

勝手なイメージで、鎌倉にはもっと古本屋さんが多いと思っていたのですが、地図アプリで検索しても、そんなにたくさんヒットはしませんでした。
なので今回は、古本屋さん巡りと言っても、3件のみとなります。
その内の1件はお休みで、実質2件だけです。

鎌倉での古本屋さん巡り

この日は休日ということもあって、小町通りや鶴岡八幡宮あたりは、たくさんの人で大賑わいでした。
大河ドラマの影響も大きいと思われます。
歩いている人たちのお目当ては、大仏殿や銭洗弁天などの観光スポットだと思われます。
そんな中で私は、地図アプリで古本屋さんを検索しながら彷徨いていました。

公文堂書店

鎌倉駅から少し南側(由比ヶ浜方面)の少し大きな通りに面したお店です。
店内に入る引戸は、当然手動です。
店内には、小さな音量でクラッシック音楽が流れています。
古本屋さんでは、どんな音楽が流れているかというのが、最近とてもいになります。
流れている音楽によって、その古本屋さんのコンセプトが少し見えるような気がするのです。
当たり前ですが、店内は本でギッシリです。
棚に入りきれない本が、棚の前に積まれています。

鎌倉_今小路ブックストア

公文堂書店さんを出た後で、「鎌倉_今小路通ブックストア」というお店を検索して向かいました。
アパートの1階の一番奥にあるお店で、探すのに苦労をしたのですが、お休みのようでした。
とても気になるお店で、今度鎌倉に行くことがあれば、絶対に行ってみたいと思います。

古書アトリエくんぷう堂

次に「くんぷう堂」といお店に行きました。
ちょっと変わった名前だと思いながら辿りついたお店は、これまで見てきた古本屋さんとは趣が全く違います。
住宅のような店舗です。
というか、元々は絶対に住宅だった気がします。
道路から階段を少し上がると玄関があります。
玄関のには本棚があり、本が並べられていました。
上がり框で靴を脱いで、スリッパをお借りします。
靴を脱いで上がる古本屋さんは初めての経験です。
玄関から階段を上がっていくと、2階のフロアいっぱいに本が並べられています。
本だけでなく、アート作品もたくさん飾れていました。
店内にはジャズがかかっており、お香の香りがします。
いつまで居たくなる、とにかくお洒落なスペースでした。


古本屋さんで買う本

古本屋さん巡りをしていると、新刊を扱う書店やネットでは出会うことのできない本に出会うことができます。
最近、私が古本屋さんでよく買う本は雑誌です。
今回も、『芸術新潮 2004年1月号』を購入しました。
「ルーブル美術館の秘密」という特集の号です。
これは、古本屋さんでしか出会うことはできない本です。
20年近く前の雑誌なので、最新の情報ではありませんが、美術品の写真を見ているだけでも十分楽しめます。
文字を読むのに疲れた時、こういった写真の多い雑誌を見ることで、精神がリラックスできます。

こうやって古本屋さんを巡って本を買っていくと、徐々に自分の部屋が小さな古本屋さんのようになってきて、少し嬉しくなります。
できれば将来、「くんぷう堂」さんのような店が持てたらなと、夢を描いています。

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