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北アルプス『表銀座』にチャレンジしたい

北アルプスに『表銀座』と言われる、縦走コースがあります。

燕岳から大天井岳を経由して、槍が岳を目指すルートで、登山をする人なら誰もが知っている、超有名な登山コースです。

有名なコースですが、誰でもそう簡単に行けるところではありません。

今年の夏に、燕岳まで登ったのですが、来年は絶対にその先を目指したいと思っています。

実は、燕岳に登るだけで、体力的にかなりキツイものがありました。
その先まで歩くとなると、冬の間も低山に登るなどして、鍛えておく必要があります。

登山の途中で、「もういいです。勘弁してください。」は通用しないのです。
特に縦走となると、引き返すことにも体力とエネルギーがいります。
良く、富士山で動けなくなって救助されたという話がありますが、そういうのは、明らかに体力不足です。

登山を始めたのは、2年前の夏でした。
初めて登った山は、尾瀬の至仏山でした。
それが楽しすぎて、すっかり登山にハマってしまいました。
でも、その時にはまさか自分が北アルプスに登るなんてことは、考えもしていませんでした。

登山を始めると、より標高の高い山へ、より難易度の高い山へと目指すようになります。
気がつけば、北アルプスに足を踏み入れていて、槍が岳が視野に入ってきているのです。
『表銀座』の入口まで来てしまったのです。
新橋を通り越したところまで来ているのです。


ほんまもんの銀座にもい行きたいとも思うのですが、それよりも行きたいところは、北アルプスの『表銀座』です。
お金さえあれば、ほんまもんの銀座で遊ぶことはできますが、北アルプスの『表銀座』は、いくらお金があっても、そこまで辿り着くためには、自分の足で歩かなければならないのです。

3000メートル級の山の稜線から見える景色、雲、星空、夕日そして朝日は、お金を出しても見れないものなのです。
いくら映像が8Kになって、綺麗になったからといって、実際に自分の目で見る景色とは全く違います。
それに、風の音や冷たさなんていうのは、そこに立たないと感じることができません。

そこに立つために、普段から足腰を鍛え、登山靴の手入れをし、体温調節がしやすいパンツやシャツを買っておくのです。
それらを含めて、全てが登山という趣味なのです。

人間は、好きなことであれば、知らない間に高いところまで辿り着いていることがあります。
登山なんて、好きでなければ続けられない趣味です。

それに、目標が次々と現れるから面白いのだと思います。
兎に角、槍が岳に登れば、「登山をやってる!」と、堂々と言える気がするのです。

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