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【読書】『脳の外で考える』を読み進める。          

アニー・マーフィー・ポール(著)『脳の外で考える』を読み進めています。

中程度の運動を中程度の時間で行うと、運動中および運動直後の考える能力が向上します。

『脳の外で考える』92ページ

仕事や勉強をする前やその休憩時間に、適度な運動をすることで効率が上がります。この「適度な」とか、「中程度の」という曖昧な表現が難しいところですが、それは人によって変わってくるので、自分で見つけ出すしかありません。一般的には、あまり激しくない散歩程度の運動を、30分以内といったところでしょうか。
そう考えると、仕事が終わってからジムに行ったり、休日にランニングをするようなことは、身体的な健康面では効果がありますが、仕事や勉強の隙間時間に軽い運動をする方が、色んな意味で効率的です。

私は、登山をしている時は、基本的に登山のことしか考えていません。仕事のことや、人間関係などややこしいことは、何処かに飛んで行ってしまってます。
これは、ゴルフをしているときも同じなのですが、ゴルフの場合はスコアが気になったり、上手くいかないことが多いので、ゴルフのことを考えすぎるというデメリットがあります。登山の場合は、登山自体のことはあまり考えていなく、ただ歩くだけで、基本的に何も考えていないのです。

この、何も考えていない状態というのが良いのです。何も考えていなくても、脳は働いています。仕事や勉強をしているときと、考えていないように思えるときとでは、働いている脳の部位に違いがあります。

昔の話になりますが、電話機がプッシュ式ではなくダイヤル式だった頃、いつもかけている得意先に電話をする時、指が勝手にダイヤルを回していました。その番号を口頭で言えと言われても、全く思い出せないというようなことがありました。指が電話番号を覚えていたというイメージなのですが、そんなことはあり得なく、脳が関与しているのです。

寝ているときや何も考えていないときでも、心臓は動いているし、胃腸や肝臓も働いています。脳も体の一部であって、其々の内蔵や筋肉と連携をとっているのです。意識というのは脳の働きの一部であって、意識意外のところで脳はめちゃくちゃ働いているのです。

まだ読みはじめのところなので、書いていることに纏まりがありませんが、タイトルの『脳の外で考える』というイメージが、薄っすらと見えてきた気がしています。

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