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頭を使わなくなった大学生 vol.0【本の「使い方」】

頭を使わなくなった大学生

みなさん、こんばんは。
突然ですが、みなさんは毎日の生活でどのくらい「思考」していますか。

頭の中で少し思い返してみてください。


現在、SNSの普及で様々なバックグラウンドを持つ方々と関わるようになり、同年代でも社会で活躍している人に多く出会います。

その方々と話したり、発信されているのを見て感じたことは、

「総じて物事を自分ごととして捉え、自らの考えをしっかりと持っている」

ということです。

この気付きは同時に鏡となって自分にも向かってきました。

「流れてきたメッセージを鵜呑みにしないで自分自身でしっかり落とし込めているか?」「物事を考え抜いて自分の考えを持てているか?」

と。


情報の供給過多で処理ができていないことにSNS時代が気づかせてくれたのでした。

ちょっと振り返ってみれば、
インターネットが普及するまでは図書館や新聞などで必要な情報を自分から取り入れ、その情報を自分の中に落とし込むワンクッションを自然と挟んでいたはずです。

それが今や膨大な情報で溢れ、矢継ぎ早に我々に向かってくる情報は、自分自身で情報を落とし込む隙すら与えてくれないのです。


そこで、少しでも私と同じようにこの状況に危機感を持ってくださった方がいれば、考える力、「思考力」について一緒に考えていきたいので、この記事を書いています。


思考力を磨く vol.0

ここからは、物事を追求したり考え抜いたり「思考」する力が圧倒的に足りないと痛感し、それに加えて情報の供給過多でその処理にも困っている私が、

流れてきたメッセージや情報を鵜呑みにせず自分自身で落とし込み、思考する力

を鍛えていくために読み進めている本を少しずつ紹介していく連載!?です。
よければお付き合いください。

第0回の今回は、

出口治明さんの「本の『使い方』」

を紹介します。

出口さんと言えば私自身がこのnoteの自己紹介でも書いた、

本、人、旅

の3つのキーワードを、教養を身に付けるための術として提唱している方です。

(興味があれば是非。)

そのひとつである「本」が思考力を身に付けるのに最適な方法であると出口さんが仰っており、それについて一言で説明すると、

考える力は料理方法と同じ

ということになります。
料理のレシピに相当するのが発想パターンや考える型になるということです。
発想のパターンや思考の型を学ばなければ、考える力は高められないのです。

これからの社会で必要とされるイノベーションが既存の知の組み合わせであることを考えても読書の有用性を感じますね。

さらに、出口さんは

より良い生活=教育+教養

教育(人間が生きていくために必要な最低限の武器を与えること)
教養(よりよい生活を送るために、思考の材料となる情報を広く、かつある程度まで深く身につけること)

と定義しており、教育と教養はどちらも「考える力」がキーワードになる点では
思考力を身に付けるツールとしての本の重要性があるのではないか、と思います。

思考力を身に付けるために、今まで通り「本」を紹介していく意義が少しでも伝われば嬉しいです。

そういう意味でもこの本が導入にとっても良かったです!笑

最後に

「本の『使い方』」では

いかにして考える力を養うか

が述べられており、私自身が苦手としている「古典」から学べることの多さに関してはかなりの分量が割かれています。

昔から今まで残り続けている本は読む価値が大きく、過去からの学びを活かすという面でも古典に触れることの大切さに気付かされました。

そうは言っても、なかなか読みにくい本は数多くあります。
大学生になるまで本が嫌いだった私にはよく気持ちが分かります…。

なので、まずは好きな本から。

著者の出口治明さんも本書の中で、好きな本を読むことをかなり肯定されており、自らもそのように読書を進めて来られたということなので、安心してください。

一緒に様々な本と出会い、少しずつ思考の幅を広げていきましょう。
それでは。


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