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MI的「みえるシリーズ」制作秘話

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『病気がみえる』『薬がみえる』などの「みえるシリーズ」の新刊・改訂のポイントをメディカルイラストレーターの視点で紹介した記事をまとめました。
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記事一覧

【マンガ】『病気がみえる小児科』制作秘話

私たち『病気がみえる』シリーズの編集部は、正しい医学情報をわかりやすく伝える!をモットーに書籍やコンテンツを真摯に制作しています。 一方で、医学情報に関わらないちょっとしたエピソードやイラストカットには、自分の趣味や、プライベートでの人との関わりから得たヒントを活かしています。原稿を作りながら、思わずフフッと笑ってしまうことも…。 今回は、『病気がみえる vol.15 小児科 第1版(以下、『病みえ小児』)』制作中のエピソードをMIが漫画にしてみましたので、紹介します。

『薬がみえる』vol.2・3同時改訂! 第2話(全2話) 「一秒でも早く伝える」表現のブラッシュアップ

前回の記事では、『薬がみえる(薬みえ)』vol.2・3改訂作業がスタートする前のデータメンテナンス作業について紹介しました。今回は、「一秒でも早く伝わる」「みてわかる」紙面を実現するためのルールづくりや、メディカルイラストレーター(MI)の腕の見せ所でもある原稿チェック作業について紹介します。 色やタッチを統一する意義 ──違和感をなくし学びに集中させるメディックメディアの書籍『病気がみえる(病みえ)』『薬みえ』などの「みえるシリーズ」は、1つの巻を編集者・MIともに複数名

『薬がみえる』vol.2・3同時改訂! 第1話(全2話) 組版データのメンテナンス

2023年秋、弊社「みえるシリーズ」の中でも特に薬学生さんや薬剤師さんにご愛読いただいている『薬がみえる(以下、『薬みえ』)』vol.2・vol.3の改訂版が発行されます。 vol.2は9月16日(土)、vol.3は9月2日(土)に書店店頭に並ぶ予定です。 初版発行から実に7〜8年ぶりの改訂となり、その間に新薬も数多く発売されたため、大幅に内容を刷新しました。内容面については『薬がみえる』公式ページや『病気がみえる』公式SNS(X〔Twitter〕、Instagram)に譲り

『からだがみえる』制作日記〜MIが感じたデータ管理の大切さ〜

今回は、2月28日に発売する新刊『からだがみえる』の制作時に感じた、データ作成方法やデータ管理の大切さについてお話しします。 書籍『からだがみえる』の概要と制作のながれ『からだがみえる』は、今まで臓器別で作られていた『病気がみえる』シリーズの各巻から、解剖学・生理学部分を抜粋して人体の全体像についてより学びやすい構成に編集した書籍です。 『病気がみえる』全15巻+『薬がみえる』全4巻+『がんがみえる』の3シリーズ計20冊を横断的にチェックし、約800頁にまとめました。 3

カバーデザインができるまで〜『からだがみえる』編〜

今回は、2023年2月28日に発売予定の最新刊『からだがみえる』のカバーが完成するまでの経緯をまとめてみました。 書籍『からだがみえる』のコンセプト『からだがみえる』は、今まで臓器別で作られていた『病気がみえる』シリーズの各巻から、解剖学・生理学部分を抜粋してより学びやすい構成に編集した書籍です。 解剖生理は基礎医学なので、医学書の出版社では最初に発行されていてもおかしくはない内容です。しかし、メディックメディアは医師国家試験対策から始まった出版社で、医師国家試験の参考書