見出し画像

働きながら出産&子育て。先輩ママ&パパが語る産休と育休のこと

育児・介護休業法の改正に伴って2022年10月から「産後パパ育休」の制度がスタートするなど、ワークライフバランスの観点からも注目される産休・育休ですが、メドレーでは実際にどのように活用されているのでしょうか。
今回は、育児休業を取得した皆さんに経験談を伺いました。

猪股 (いのまた)さん 
医療プラットフォーム第一本部 クリニクス事業部 インサイドセールスグループ グループマネジャー
2人目のお子さんの出産時に、7ヶ月の産休・育休を経て職場復帰。男の子2人のママ。

山下(やました)さん 
事業連携推進室
第2子の出産に合わせて、5週間の育児休業を取得。男の子2人のパパ。

中村 (なかむら)さん 
人材プラットフォーム本部 ジョブメドレー事業部 キャリアサポート部 キャリアサポート第十五グループ グループマネジャー 
1年4ヶ月の産休・育休を経てマネジャーとして職場復帰。男の子1人のママ。

酒井 (さかい)さん 
医療プラットフォーム第一本部 プロダクト開発室 第二開発グループ
出産から半年後に2週間の育休を取得。女の子1人のパパ。

期間もタイミングもそれぞれに柔軟に

ーはじめに、皆さんの産休・育休のご経験について教えてください。

猪股さん:
私は2021年4月末に2人目を出産しました。
妊娠8週目の時点で上長に相談して、妊娠中は体調に応じて無理せずリモート勤務も活用する、といった対応を話し合いました。そこから出産までには時間があったので、業務の棚卸しを行って、メンバーに業務をすべて引き継ぎぐことができました。
体調もよかったので臨月になっても働いていて、結局リモートもあまり活用せずに大きなお腹で元気に出社してました(笑)。私の場合は保育園に入れるタイミングも考えて、産休・育休合わせて7ヶ月と早めに職場に復帰しました。
実は1人目の出産時もメドレーで働いていて、当時はインターンだったので産休・育休という形ではなく一度お休みをいただいて、その時も半年くらいで復帰していました。

猪股さん 
医療プラットフォーム第一本部 クリニクス事業部 インサイドセールスグループ 
グループマネジャー

山下さん:
うちも2人目で、生まれる5ヶ月くらい前に上長に相談して、出産予定日に合わせて2022年1月末から5週間の育休を取得しました。
1人目の出産時には妻が産後1ヶ月間くらい里帰りをしていたんですが、今回は長男が保育園に通っていることもあって、里帰り出産は難しいねと話していて。僕が長男の面倒を見つつ妻と次男が退院してからの家事を担うことを考えると、育休をとるべきだよね、という状況でした。
実際に育休中は出産前から2人が退院するまでの約2週間、当時3歳だった長男と2人で過ごしました。3歳児の世話をしたり家事をしたりの毎日はもちろん大変でしたが、妻は大変な思いをして出産に挑んでくれたので、その負担に比べれば軽いものだなと思っていました。妻には本当に感謝しています。

中村さん:
2020年12月末から2022年4月までの1年4ケ月、産休と育休を取得しました。実は、産休を取得した1年前にマネジャーへの昇格の話をもらいまして・・。年齢的なことも考えて、妊活かマネジャーか、どちらを選ぶかとても悩みました。上司に相談したところ「マネジャーになってから産休に入ることになっても構わないから、やってみないか」と。結果、半年後に妊娠して、産休前はマネジャーとして業務の引き継ぎを行いました。

酒井さん:
僕は少し特殊なケースかもしれないのですが・・、転職活動中に妻が妊娠していたこともあり、入社前から会社に育休取得の希望を伝えていました。2020年8月にメドレーに入社してその年の11月、娘は予定日より2か月も早く生まれて、生後2か月間は入院することになりました。そんな理由もあって、育休を計画的に取ることはできなかったんですが、もともと上司も「育休取得は必要なタイミングで調整しよう」と言ってくれていたので、翌年5月、ジョブメドレー事業部からクリニクス事業部への異動の前に、2週間の育休を取得しました。

酒井さん 
医療プラットフォーム第一本部 プロダクト開発室 第二開発グループ

ー出産が早まったものの育休の時期は柔軟に決めることができたのですね。
皆さんも想定外のできごとなどはありましたか。

猪股さん:
私は次男が生まれたあとに3歳の長男が赤ちゃん返りしたことです。自分でご飯を食べてくれなくなるなど長男に手がかかる中、生まれたばかりの次男の育児をこなしていました。
産休・育休は半年で切り上げて職場復帰すると決意していたので、「この闘いも終わりが見えている!」という気持ちで頑張りました。復帰の1ヶ月前からは、保育園の送り迎えや子供たちの食事などを分担するために、夫に向けて手順書を用意してトレーニングしました(笑)。

中村さん:
ちょうど息子が生まれた時期、夫がかなり多忙になってしまって、深夜残業や休日出勤で予定していた育休も取れず・・、夫は忙しさで、私は産後のホルモンの影響でお互いイライラしてしまうことがあって、そのときに産後クライシスという言葉があるのを知って、みんなどうしているんだろう、といろいろ調べたりしていました。
息子が生後3ヶ月になったタイミングで、姉に付き添ってもらい実家へ一時的に母子で里帰りして、両親にもサポートしてもらうことで精神的にも落ち着いて気持ちをリセットできました。夫の仕事の忙しさも限定的なものだったので、その後は徐々に家族の生活スタイルをつくることができました。
周りからもこういった話はあまり聞いていなかったので、産後のこの時期は私にとっては想定外でしたね。

中村さん 
人材プラットフォーム本部 ジョブメドレー事業部 キャリアサポート部
キャリアサポート第十五グループ
グループマネジャー 

ー産休・育休をとる上で、仕事の引き継ぎに悩まれる方も多いと思います。みなさんはいかがでしたか。

酒井さん:
当時かなり大きなプロジェクトを担当していたのですが、メンバーたちは僕が担当していたそのプロジェクトを快く全面的に引き継いでくれました。メンバーの協力は本当に助かりましたし、引き継ぎ後、メンバーからの問い合わせもまったくないくらいにスムーズに進行しました。それはそれでちょっと寂しくもあったんですが(笑)。

山下さん:
業務の引き継ぎを行ったのは育休に入る2ヶ月前くらいからだったんですが、僕の所属している部署の引き継ぎもとてもスムーズでした。
メドレーが行動原則として定めている「Our Essentials」に”ドキュメントドリブン”という項目があるのですが、これは、ドキュメント化されていないことにより多くのメンバーが同じことを1から考えたり、読めばわかることを口頭伝承したりするような時間の浪費を予防する、という考えのもので、あらゆる業務の目的やフローが社内の誰もがアクセスできるようにドキュメント化されています。そういったものを普段から活用しているのがスムーズに引き継ぎできた理由のひとつかなと思います。

山下さん
事業連携推進室

酒井さん:
会社として、育休などの休暇の有る無しに関わらず、仕事を円滑に進めるために業務の属人化はしない、という志向があります。これは全ての部署に共通していることなので、育休に向けてもちろんいろいろな調整は必要になりますが、ゼロからすべてを伝えていく必要がない分、割とスムーズにいくことが多いんじゃないでしょうか。

中村さん:
育休に入る前は30名くらいのチームのマネジメントをしていたのですが、後任の方は新任のマネジャーだったので、キャッチアップには苦労されたと思います。それでも、引き継ぎ期間を設けて一緒に動いたりドキュメントドリブンの文化もあって、アクシデントはなかったですね。

猪股さん:
私も業務の引き継ぎは本当にスムーズでした。
復帰後は私のようにお休みに入られた方の業務をフォローしたり、ちょうど新部署が立ち上がったタイミングだったので、その立ち上げに参加したりと新しい取り組みにもチャレンジすることができました。
今はもともといたクリニクス事業部に戻って、ちょうど産休に入った上長の後任としてマネジャーを務めています。

子育てする人が働きやすい職場

ー会社の文化として、仕事を共有したり引き継いだりしやすい状態になってるんですね。復帰してからの周囲のサポートについてはどうでしょうか。他にも、復帰してからの変化や良かったことがあれば教えてください。

中村さん:
復帰後の働き方はすごく柔軟に対応できています。時短勤務でチームのみんなより早く帰らなければならないので、仕事の締め切りなど、時間に対する意識は以前より強くなりました。休業をしていたことで自分の仕事を客観視できるようになって、業務上の改善ポイントを見つけることににつながっています。
「育児について経験者同士でコミュニケーションしたい」と育休中から考えていて、復帰後にプライベートでLINEグループを作ったところ、現在育休中のメンバー17名(※)で活用してくれています。

※取材当時

猪股さん:
特に子供が小さいうちは突発的なトラブルや体調の変化も多いので、私は他の人にサポートをお願いするのを厭わなくなりましたね。その分、仕事中は集中して頑張って結果で還元できたらと考えています。また、限られた時間でスピーディに仕事をしていくために、決断力や判断力が磨かれた気がします。
現在のマネジャーのポジションにやりがいを感じていますし、チャンスをくれる会社には感謝しています。

酒井さん:
出産はどうしても女性に負荷が集中してしまうもの。それを少しでも分散させる意味で、短い期間でしたが育休を取ってよかったと思います。メドレーは男性育休取得率が高く(※)、育休を取りやすい雰囲気があります。プロダクト開発室は子供を育てている人も多い。子育てに理解があり、働きやすい職場環境だと思います。

※厚生労働省が発表した2021年度雇用均等基本調査によると、男性の育休取得率は13.97%にとどまる一方、メドレーは同41.7%となっています。

山下さん:
ワークライフバランスのライフも充実したと感じています。もともと僕は料理が好きで、食べたいメニューを作ったりして楽しんでいます。産後1ヶ月くらいの間、奥さんは料理をまかせていろいろ食べられてよかったと言ってくれています。家族も自分も健康になれる生活は、育休後も続いていますね。

ー産休・育休を考えている人やこれからメドレーにジョインしてくれるプレパパママにアドバイスをお願いします。

猪股さん:
妊娠したら仕事との両立はどうしていこうと不安に思っている人もいるかもしれませんが、妊娠がわかってから子供が生まれてくるまでに時間はあります。ですので、産休に入るまでに業務は引き継ぐことができますし、チャンスが来た時には自分のやりたいと思うことを臆さずにチャレンジして欲しいな、と思います。

中村さん:
メドレーでは職場のことはきちんと調整してくれる環境が整っているので、相談もしやすいです。子育てをしている人もたくさんいますし、メドレーでの育休からの復帰率は100%です!

酒井さん:
「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもとに働くメンバーが集まっているメドレーでは、周囲への配慮がある人や、タスクを積極的に拾ってくれる人が多いと感じています。僕自身も面接時から育休の話をしていてそれが受け入れられていますし、必要な休業をすることに対して理解があるカルチャーですね。

山下さん:
子供はあっという間に大きくなってしまいます。僕自身は父親として子供に全力で向き合える期間を持てるといいなと思っています。ちゃんと休みを取って、復帰したら家庭と両立して仕事を続けられる。そういう働き方が、メドレーにはあります。

※本記事内の写真は感染対策に配慮しながら撮影しています。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!