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3分で確認!! 本日の医療ニュース 23/10/20号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①利用者伸ばす「オンライン調剤センター」

こちらの記事では札幌市のナカジマ薬局が展開する「オンライン調剤センター」の取り組みが紹介されています。

特筆すべき点として「オンライン診療に特化している」という点だけでなく、新たな利用者を増やすためにオンライン診療サービス「LINEドクター」と提携したことで、1ヶ月余りでオンラインの対応件数が倍増した点です。

センター開設当初は医療機関と薬局の連携アプリを患者にもインストールしてもらい、オンライン服薬指導を実施していたそうですが、継続して利用する患者が多かった一方で、新たな利用者は伸び悩んでいたとのこと。

このようにオンライン診療やオンライン服薬指導のサービスを提供する企業は増えてきていますが、やはりユーザーが多いツール(この場合はLINE)を使うことによる効果がよくわかります。

オンライン診療・服薬指導は、電子処方箋の普及により今後も利用が伸びる見込みで、将来的には無薬局地域の住民にもアプローチする計画のようです。(北海道は全国で最も無薬局自治体が多い)

また、将来的には専門薬剤師の「指名」も可能にするなど、質の高いサービスを提供する方針を示しており、薬剤師のこれからの働き方を考える上でも大変参考になります。


参照元↓



②ドラッグストアVS調剤薬局の「勢力圏争い」が激化 ウエルシアの調剤併設が調剤大手アイン超えた

ドラッグストアでは調剤事業が急成長しており、ウエルシアホールディングスなど大手が調剤併設店舗を増やしています。

記事によると、ドラッグストア最大手ウエルシアホールディングス(HD)の調剤併設店舗数は2022年度に2019と、調剤専業薬局の最大手であるアインHDの調剤店舗数1209を大きく上回っているとされており、その数の多さと店舗数の伸びの勢いに驚かされます。

調剤事業の粗利率は食品よりも高く、競争が激化している中、郊外では出店過多による客数減少が課題となっているとのこと。

一方、調剤専業薬局はドラッグストアの進出に対抗し、「ドラッグストア化」を進めていおり、例えば、アインHDは外国人客向けのドラッグストア展開や、クオール薬局の恵比寿店では一般用医薬品や食品、日用品などの多岐にわたる商品を提供しています。

ドラッグストアの競争が激化することで、薬局の在り方にも変化が及んできそうですね。

こちらの記事では地域ごとのドラッグストアの人気ランキングが記載されています👇

 全国上位の「ウエルシア」「マツモトキヨシ」「スギ薬局」について、好きな理由の1位はいずれも「立地がいい」となっており、「ポイントがたまりやすい」「お得なサービスがある」も上位の結果になっています。

ちなみに私の住む中国地方を含む中国・九州・沖縄で1番人気となった「ドラッグストアコスモス」では、「値段が安い」の割合が高く、7割超という結果になっています。

この記事ではドラッグストアを選ぶ際の基準の地域差もわかるので、利用者のニーズを知る上で参考になると思います。


参照元↓



③ロボットの声掛けで服薬アドヒアランス向上

ChatGPTなどのAIの進化が連日話題になっていますが、こちらの記事ではロボットによる声掛けによって薬の飲み忘れを防止するツールが紹介されています。

スマートフォンの専用アプリで家族がテキスト入力したメッセージを「BOCCO」と呼ばれるロボットが対象者にしゃべったり、逆に対象者がBOCCOに対して話しかけたりすると、テキスト化されて家族にメッセージとして届くようです。

本実験に用いられたBOCCOでは、家族、コミュニケーターに加え、薬局薬剤師ともコミュニケーションが取れるようになっており、お薬カレンダーと連動して、所定の時刻を過ぎても薬が取り出されていない場合や誤った薬が取り出された場合などに、自動的に声を掛ける機能も搭載してあるという優れものです。

記事の中には2019年7月から21年12月で、80~90代の5人の患者に対して、このような服薬支援を1人につき約3カ月間行った結果が記されており(5人全員が要介護認定を受けており、2人は軽度の認知機能低下があった)、その結果、4例で飲み忘れ回数の減少傾向が見られたことがわかっています。

また、実験終了後には、4例のうち3例で再び飲み忘れ回数が増加する傾向となったことから、ロボットによる声掛けが有効であったことが伺えます。

この他、最大8つのセンサーと連携することで、部屋の温度を感知して熱中症に気をつけるよう声掛けをしてくれたりするなど、離れた親の見守り機能としても有難い存在になりそうです。

AIとやりとりをしていると、どこか冷たい印象を感じてしまうことがありますが、こちらのBOCCOでは家族などが返信メッセージをスマホで入力できるので、温かみのある会話を楽しむ事ができそうです。

あと10年ほどで高度なカメラやセンサーを搭載した「ドラえもん」のような自律型のAIロボットが一家に一台あるといった未来が来ると予想する人工知能研究者もいます。

そうなると在宅の在り方も大きく変わってきそうですね。


参照元↓




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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①あゆみ製薬


②小太郎漢方製薬


③田辺三菱製薬


④日本ジェネリック


⑤ラクール薬品販売


⑥ファイザー(※回収情報含む)


⑦太陽ファルマ


⑧住友ファーマ


⑨武田テバ(※回収情報)



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