「おっさんずラブ」:エンタメコンテンツ偏愛シャッフル

エンタメコンテンツ大好き、暇さえあれば読書に映画にドラマに音楽にを貪欲に鑑賞しています。

ただただ大好きなものをゴリゴリ人に勧めたい。

そんな欲求を満たすために紹介していきます。

「ドラマ:おっさんずラブ」


ものすごく今更感がありますが、アマゾンプライムにあって暇つぶしに観てみたら、ほんとに良かった。

みんながみんな同性愛に理解があったり、キャッキャと可愛い部分しか見せず、現実とは違う!と言う意見は多々あるんだろうけれど。この物語の中の話、ということで。

なんかピュアなんです。みんな。


今まで自分では異性愛者だと思っていて、突然の環境の変化に戸惑う主人公、春田。

おそらく初めて同性(春田)を好きになったことを自覚している部長。

今までも同性を好きであることをはっきりと自覚していて、他の男性とも付き合っていた経験のある春田の後輩、牧。こちらも春田が好き。

牧の元彼で牧のことが忘れられない上司、武川。


実はこの中で、劇中現在進行形で性的な関係を持っているカップルがいないんですよね。

春田は同性と付き合うということがいまいちわからず、牧にキスされて拒否反応を示す。

春田がそんな調子なので、牧もそれ以上は進まない。

部長はそういう関係を春田に求めてはこない。

それにより、いい歳をしたおじさんばっかりなのに、なぜか展開が高校生以下の初恋レベル。

人を好きになるってなんだろう?なんて、原点も原点の問いにまで、立ち返ってしまう。

そして、それがいいんです。

そして、あえてマイノリティ側の苦悩には深く立ち入らない。ある意味毅然としている。

今までにない、後味を残す作品です。


ちなみに蛇足ですが、私はみんな自覚してないだけで、グラデーション説をなんとなく信じてます。

今まで観た作品では、ヘドウィグアンドアングリーインチとか、ブロークバックマウンテンとか、理解されない苦しみを描いた、結構痛々しいものが多かった。

そんな中で、これからはこういう風に、軽やかに気負うことなく"当たり前"をみんなが謳歌できる世界が来るんだなあと、信じさせてくれるドラマでした。


ていうかみんな、可愛すぎ尊すぎ!笑




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