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なんだかうまくいかないみたいです。

ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。

以前の記事でも書きましたが、Alexaで本を読んでもらおうと四苦八苦しています。

でも、高確率で返される言葉が、これ。

すみません、なんだかうまくいかないみたいです。

でもこれ、実は結構好きです。

頑張っているんだけどなあ、なんだかなあ、うまくいかないんだよなあ、っていうちょっと運のない人、いますよね。

Alexaにそんな姿を重ねてしまいます。

これが、"すみませんあなたの言っていることの意味がわかりません"とか"それはできません"とかあの無機質な声で言われたら、おい!と思ってしまうのですが(小さい人間ですみません。。。)、"なんだかうまくいかない"と言われると、そうだよね、なんだか何もかもうまくいかない時、あるよね。そりゃ、いつでも完璧にはいかないよね、と感情移入してしまうのです。

当たり前ですが、Alexaは実際反省している訳ではないし、悲しんでいる訳でもないのに。ずるい。

非常に良くできたレスポンス!と一人喝采しています。


こんな感じでAlexaとあれこれしていて、ロボット・イン・ザ・ガーデンという本を思い出しました。

可愛らしいタングというロボットとポンコツ中年男性のロードムービーです。

以下が、読み終わった時に書いた感想です。

これからのどこかの時点で、このような、アンドロイドが活躍する世界は必ずやってくる。
機械が感情を持っていて、そしてタングみたいにぼろぼろになってしまった時、自分はどうそれを扱っていくんだろう、と思った。
AIがどうとか社会の決まりがどうとか以前に、自分は個人としてどう感じるんだろう。
愛着がわくのは、失いたくないものが増えるというのは、つらい。
この本の世界でも、人のロボットやアンドロイドに対する態度は千差万別。
ただの家電と見る人、恋人(?)と見る人、使用人と見る人、大切な相棒と見る人。
生きるものは尊い。
ということは疑いようもないと、ある意味刷り込まれている私たち。
では、それがDNAで脈々と受け継がれてきた生物とは別の、でも知能も感情も痛覚もあるものだったら?
そこに対する人類のスタンスは決まっていない。
そもそもどこかの権威が決めたからといって、いきなり感情はついていけない。
今までの歴史の中で醸成されてきた、倫理と呼べるものに追いついていない。
ただただ人間のように扱いましょう、それが正しい、そうあるべきです、あなたが人間らしい感情を持っているならね、という押し付けにも、違和感がある。
(この本はこのスタンスに見えたかな)

Alexaは、まさにこの後に続くアンドロイド時代の一歩めに近いと思います。

思ったよりも早く来そうな未来。

あなたはもう、スタンスを決めましたか?


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最後まで読んでいただきありがとうございます。嬉しいです。
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ちなみにうちはAmazon Echo Dot を使っています。




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