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海外で日本料理をやる理由

僕の友人は

高校時代からドイツに行きたくて、

英語の授業はそっちのけで

ドイツ語の勉強を一生懸命にやっていた。

僕は英語は愚か、

外国語にはあれこれ手を出しつつも

結局長続きしなかった。

外国への憧れはあったけれど、

ここではないどこか

そんな茫漠とした考えしかなかった。


流れ流れて、

運命に身を委ねるようにして

日本を離れて

もうすぐ15年になるわけだど

ただただ、流されるままに

ここにたどり着いたって感じ。

でもよく考えたら、

本当にぼんやり生きていたら

こんな変化に飛んだ人生は送っていなかったのかも。

とういう結果論はさておき、

表題にある通り、

なぜ海外で日本食をやるのか。

というテーマについてですが、

日本食文化を広く知らしめるため

という大義を持って挑まれている方には申し訳ないのですが、

僕の場合は

ただ純粋に「生きる」ためでした。

生きていくためには

家族を養っていくためには

給料を稼がなければなりません。

いい給料で働ける環境を探します。

でもそのためには

売り上げに貢献しなければなりません。

売り上げを上げることで

収入の交渉ができるようになります。

そのために自分のできるスキルを上げていきます。

マーケティングリサーチもします。

日本食を知らない人に

どうやって振り向いてもらうか、

それを考えるだけでゾクゾクします。

新しい顧客を見つけ、広げること

これは非常にエキサイティングなことです。

マネージメントに取り組むのは必須ですが、

オーナーの経営方針を昇華して

自分のキャリアアップを図るために

具体的なメニュー構成とスタッフのトレーニング、

オペレーションの見直しと向上を行います。

念のためもう一度言うけれど、

全ては「生活する」ためです。

お金を稼ぐためです。

でもそのためには一人勝ちでは意味がない。

Win Winでなければいけない。

その関係が、

より効率的に収益を上げられると思っているので。

ものすごく健全で、貪欲な考えですが、

しごく当たり前なことで、パッとしませんね。

でもこの当たり前のことに

一生懸命になると

意外と他人と違うことをしているようになるようです。


結論から言うと、

別に海外でなくってもいいわけです。

でも日本にいたら、

僕のやりたいことを

十分にやれたかと言うと

ちょっと怪しいですね。

何が違うんだろう?

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