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『多読』についてのワークショップを受けてのまとめと感想

2021.02.14

こんばんは。ハッピーバレンタインデー❣️

今日、オクスフォード出版のオンラインワークショップに参加しました。オクスフォード出版が出している Oxford Reading Tree を読んでみようという内容のものでした。

ORTも面白そうですが、自分の教室のレッスンの限られた時間の中で今すぐ入れる余裕が感じられません。しかし、ORTを入れなくても、レッスンに取り入れたい要素がワークショップの中でたくさんありました。

1.大人が必要以上にリードしない。英語を読む前に子供が文字以外の絵本の絵のビジュアルで得た情報を引き出す。観察力、想像力が育みます。気づきの楽しさを実感させる。

2.英語の絵本を読む事で英語の良い表現力をインプット。言葉は真似ることで身につきます。インプットが豊かであればあるほどアウトプットも良くなります。

3.絵本を読んだ後の感想は日本語で表現させる。母国語能力が高い子は自然と英語も後から伸びます。母国語で感じたことを言語化することで思考力がつきます。すごいは禁止。何がどのようにすごいからどう思ったのかを表現できるようにする。人は頭の中で考え事をする時は言葉でします。母国語の語彙力は多い方が考えも深くなります。母国語の表現力も豊かになります。

4.読解力、リテラシーをつける。主人公の気持ちを理解し、人に寄り添える力を身につける。感受性が豊かになります。そして論理的にも理解し、将来、取り扱い説明書を理解したり、仕事をする上でも必要な力をつけます。文字だけ読めても何の意味もなしません。

私が目指す理想の教育は、ここに詰まっていました。子供から引き出す、自分の考えをしっかり言えるようにする、人の意見も尊重しいろんな考えがあっても良いと思える。

子育てに置いても通じるものがあるなあと感じました。何をするにしても最後は人と人の繋がり。意思の疎通を取るには言葉は大事なツールになります。母国語も英語も。英語にだけ力を入れすぎて、いくら発音が良くても中身がなければ何にもなりません。世の中のお母様達、英語に熱を注ぎすぎ、母国語や人間性にもフォーカスをしてみて頂きたいです。子供達から感想を聞く際も、どう思った?とこちらから話をリードするのでなく、子供が興味を持ったところから、そこを広げながら会話をしていくのが良いと今日の話を聞いて確信しました。

今日の内容は、レッスンにも子育てにも人付き合いにも役立ちそうな視点です。

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