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中学受験、約7割・・・。

中学受験・・・。

ドラマ「2月の勝者」でも取り上げられ『母親の狂気』とか『課金ゲーム』などのワードも有名になりました。

私も個別塾で10年以上受験生たちや保護者と対応している中でドラマや漫画と同じような経験をしてきました。

延べ10000件以上の相談を受けてきた中で、塾内では決して話せない事も含めこちらで発信していきたいと思います。

題名にある7割・・・。

これは何の数字でしょうか?

合格のための得点率?
都内の小学生の受験率?

違います。

この数字は・・・。

中学受験で第一志望校に進学できない生徒の割合です!!!

えっ!?

7割!?と思った方もいるでしょう。

知ってるけど・・・・。
という方もいると思います。

受験に向けて不安のなかいきなりこの発言はどうかと思い、なかなか保護者には話しにくいのですが現実2~3割しか第一志望に進学できていないのではないでしょうか。

だから中学受験はやめたほうがいいとか、最初から安全な学校にしたほうがいいということではありません。


中学受験は生徒本人が行きたい学校ができてから

むしろ子供が行きたい学校があるならするべきだと思います。

中学受験のメリットは

  • 生徒本人の性格に合った学校生活が送れる。

  • 高校(大学)受験を気にせず、やりたい事に没頭できる。

  • 目標に向かってやりたい事などを我慢してやりきる力が養われる。

  • (特に男子)は母親との最後?の共同作業

賛否はあるでしょうが以上のことなどがあります。

ここで考えてほしいのは、これはほとんど親目線のメリットなのです。
そして、このメリットは決して第一志望校にいかなくても叶うことがほとんどだということを認識してほしいです。

中学受験での悲しい結果

今まで多くの中学受験生を送り出す中でほとんどの生徒は進学先について満足して中学受験をやってよかったと思ってますが、ごく稀に悲しい結果となるご家庭があります。

その代表が、第一志望校以外(それと同様の偏差値の学校)を認めていない親の子供で第一志望校不合格パターンです。

声に出して認めないというのはもちろん。態度や言葉の節々で子供がそう感じている場合も同様です。

そういう生徒の進学後の状況は、、、、、。

  • 学業不振

  • 友人ができず孤独

  • 学校に通わなくなりドロップアウト

あたりまえです、親がその学校を認めてないのですから。
せっかく進学した学校で自分を肯定できずやりたいことも見つけられずただ何となく大学進学を考える生徒になる。

親御さんが望んだ中学受験の結果からは程遠いものになってしまうのです。


ご縁があった学校だと迎え入れる気持ち

肝心なのは第一志望校を含め進学した学校にご縁があったと割り切る気持ち。
「進学した先の学校はいい学校だよ」
「よく受験頑張ったね」
「やりたいことたくさん見つけようね」
など、生徒がこの学校に進学して良かったんだと思うような声かけをしてください。

そして、受験前からそのような気持ちを持つことで中学受験という戦いに前向きになれ、結果受験は良いものになります。

3割しか第一志望校に行けない事実をマイナスでとらえるのでなく、そういう中で自分の子は戦いをしている。だから精一杯応援してどんな結果でも頑張りを認めてあげようと考えるきっかけにしてもらえたらいいと思います。

現在、2023年受験組は日々志望校に向かって頑張っています。
現実はともかくみんなの中学受験成功を心より祈っています。





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