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チャンス・タイム | 読書日記『自分で考える力の授業』

昨日、上司と意見がぶつかる。その人の要望を受け入れることを拒否したから。拒否されると人はムキになり、結果、嫌味を言われた。ああ気分が良くない。1日スッキリしない日を過ごすこととなった。

1日悶々と考えた。なんで気持ちがスッキリしないんだろう。一晩考え続けたら、「価値観の違い」に気づくことができた。自分が大事だと思っているものとその人の大事だと思っているものが違う。だから話が噛み合わなかったんだ、ということに気がつくことができた。結果、一つ賢くなることができた。ここまでくれば大丈夫だ。

他人からの批判は、自分の考えを高みに運んでくれるチャンスだと捉える。

狩野みき『自分で考える力の授業』

確かこんな内容だったと記憶。オーディオブックで聴いたのでニュアンスでしか覚えていない。この言葉に出会ってから、だいぶ嫌な言葉の受け取り方も変えることができたな、と思う。

耳は勝手に言葉を受け入れてしまう、全部。受け流すなんて表現はあるものの、耳は開きっぱなし。ああ、聞きたくないなあと思ってもしめることはできない。
だから言葉を受け取った後の処理方法を工夫するしかないんだな、と今日改めて思った。

この本の内容は、具体的かつシンプルなトレーニング内容が詰まった実践型ハウツー本という感じ。

私にとっては、まさにこういうのを探していた!というものに出会えた。物事の根拠を突き詰める習慣を持つことを先ずは始めてみると深い理解になるのを実感。

また5歳児に説明するつもりでシミュレーションするといったコツはアプローチ方法が明確にイメージし易い。

ただ、一番印象的だったのはあとがきにて。

自分にわがままになる

という言葉が印象に残る。コトバンクによると
わがままの意味は「自分の思いどおりに振る舞うこと。また、そのさま。気まま。ほしいまま。自分勝手。」とある。

使い方によってはネガティブな意味を持つ言葉。でも上の文面ではポジティブな意味合いで用いられている。そういえば、イギリスにワガママという名前のレストランがある、これもそういうポジティブな意味として取り入れたのか、と納得。

自分のことを自分はそのまま受け入れる、そうしていくと自分のことが少しずつわかってきたような気がする。

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