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オタク書店員の推し活話 #1薬屋のひとりごと

どうも!本屋さんでコミック担当のお仕事をしてます眼鏡猫と申します!

本日から始めました「オタク書店員の推し活話」。コチラは、私、眼鏡猫が「とにかく推したい!」と思った物を色々と紹介して行くという物なのですが、漫画であったり小説であったりアニメやゲーム、動画配信者さんやら食べ物やら…と、ジャンル問わず私の「好き」をとにかく推していこうかと思っております。
拙い文章ではありますが、これをキッカケに私の「好き」に興味を持って頂けたら嬉しいです。

さて、それでは記念すべき第1回目に紹介するのスキは「薬屋のひとりごと」です。

なろう系小説が原作ですが、今は小学館とスクウェア・エニックスからもコミカライズ本(小説原作を漫画化した物)も出てます

更に10/21からアニメも始まります。

という訳で、わざわざ私が推すまでもなく既に人気作品なのですが、作品を知らない方もいらっしゃるでしょうし、もう少々オタクの話にお付き合い下さいませ。

■あらすじ■

…の前に舞台となる後宮の説明をば。
分かりやすく言えば日本の大奥のような所で、皇帝の子を成すために有力者の娘や彼女達の世話をする宮女が集まる女性だけの場所となります。男性は皇帝とその親族、あと男性器を強制的に排除された宦官と呼ばれる男性のみとなります。中国史を学んだ方は「ああ、アレか」となるかも?
そんな後宮に1人の少女が身売り経由で宮女として働く事になるのですが、この少女「猫猫(まおまお)」が医薬の知識と独自の観察眼により後宮で起こる謎や事件を解き明かしていく、というストーリーになっています。

まぁ、猫猫を気に入った美貌の高位宦官(?)である壬氏の手により巻き込まれるのが9割なのですが…

■メインキャラ■

・猫猫

本作の主人公。
花街で育ったためか見た目年齢よりも大人びており強か。「おやじ」から教わった医薬の知識と、自らを毒の実験台にしてしまう程の探究心による毒の知識もあり、医療知識は豊富。人攫いにより身売りされ、その後ある事件をキッカケに貴妃である玉葉妃の侍女となり毒味役をしている。尚、本人は毒味役は天職と思ってるらしい。
知識も然る事乍ら、観察眼と物事を論理的に脳内でまとめ考察する事により事件を解決へと導いていく。

・壬氏

容姿がまるで絶世の美女のような宦官(?)。貴人ではあるのだろうが詳しい素性は謎。
普段から男女問わず言い寄られウザいと思いつつも、逆にそれを利用する事も。だが猫猫にだけはそんな色仕掛けが効かず、逆に嫌悪の目で見られる事に興味を持ち、毎日のようにちょっかいを掛け猫猫にめんどくさがられている。
また、猫猫の推理力も認めており、問題事を持ち込んできたりもする。

・玉葉妃

後宮の上級妃である4人の姫の内の1人、貴妃であり、自身の子の恩人である猫猫を侍女として召し上げた女性。他の侍女4人と共に猫猫の事を可愛がっている。

・羅問

猫猫が「おやじ」と呼ぶ彼女の養父。母親の居ない猫猫に父として、また母としても支え育ててきた。
昔は後宮で医者をしていたが、とある事件の責任を負い膝の骨を抜かれ後宮を追放となった。
現在は花街で医者をしている。

■推しポイント■

ミステリー部分はもちろんなのですが、猫猫と壬氏とのやり取りが楽しいです。
思い通りにならない猫猫にどんどん惹かれていく壬氏と、それにまったく気付かず自分の一挙一動に喜んだり子供のように拗ねたりとコロコロ表情を変える壬氏に疑問符を浮かべる猫猫。このすれ違いが本当に面白いです。
とはいえ、猫猫自身がそういった恋愛に疎い訳ではなく、むしろ花街の妓楼で大人気妓女達に可愛がられていた経験から、上級妃達に夜のテクニックをこっそり教えていたりもします。
また、ミステリー部分も白黒ハッキリ付けず、猫猫の中にある正義に沿った判断を下す事もあります。その結果がすべて良い事かどうかはまた別の話…

ラノベが原作ではありますが、是非大人の方にも読んで頂きたい作品です。
えちちなシーンもありますしね(笑)

■さいごに■

プロフィール用以外では初めての記事だったので、note機能をうまく使えてなかったりして読みにくい箇所もあったかもですが、とにかく私が伝えたいのは

ミステリー好きな人は1度触れてみて!

という事です。
小説や漫画は既に結構な巻数が出てるのですが、幸いアニメは今月から始まりますし、深夜で見られなくてもサブスク等で配信される予定ですので、是非見て下さいませ!

ちなみに、お店に来るお客さんからもたまに聞かれるのですが、コミック版での小学館版とスクウェア・エニックス版では内容に違いはありません。強いて言えば小学館版では少年誌漫画な雰囲気でサクサクストーリーが進み発刊スピードも早め。スクエニ版は少女漫画の雰囲気で、描写が丁寧で進行もゆっくりめ、という感じでしょうか?
なので、自分で合うと思う方…なんなら絵柄で選んでも良いかと思います。
現に私もスクエニ版の絵が好きでそちらを読んでますしね。

それでは長くなりましたが、ここまでお付き合い下さりありがとうございました!
また次の推し活話でお会いしましょう~


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