眼鏡猫

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眼鏡猫

オリジナルの創作の他、ゲームアニメ漫画ゲーム配信やVtuberなどの絵も描いたりするサブカル創作もします。

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  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

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    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう🌹 ※原則1日投稿記事は2本までとしました。ご了承ください。

  • エンターテイナー・ストリート

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    甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。  参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。  たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。  参加費は無料です。  参加希望の方はトップ記事へコメントお願いします。 ルールは以下です。 ・投稿は自分の記事だけにしてください。 ・投稿は当日投稿の記事のみにしてください。  (過去記事は投稿しないでください) ・タイトル、タイトル画像、説明文は変更しないでください。 ※ 創作と関係のない記事は削除しますのでご了承のほどお願いします。 甘野充

  • おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

    毎週金曜日の19時~20時更新の「おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます」のバックナンバーです

  • イラスト置き場

    ibisPaint Xで描いたイラスト+Xでツイートしたタイムラプスの記事です。

  • オタク書店員の推し活話

    毎週月曜日19時~21時に更新予定。オタク書店員の推し活話のバックナンバーです。個人的に推しな物を紹介しています。

最近の記事

#26 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

ミクべ神宅に戻り、お台所をお借りして簡単な物を作ることにした私。調味料なんかも、私がよく知ってる日本の物とほぼ同じで助かったわ。 そして、出来上がったいくつかの魚料理を、白ご飯と一緒に頂く。 まさか異世界で、こんな純和食にありつけるとは思いもしなかった。 孫達がやっていたゲームや見てたアニメでは、パンやスープだとかの洋食だったから、異世界はどこもそんな食生活だと思っていたし。 そんな事を考えつつ、お箸が苦手な猫ちゃん達のために焼き魚をほぐしてあげたり、お刺身を小皿に

    • #25 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

      「おかえり」 にこやかに迎えてくれたミクべ神に 「ただいま戻りました」 と返す。 まるで家に帰ったみたい…今の私にとって「家」はどこの事になるかは分からないけれども。 「疲れたでしょ?まずはうちに来て、のんびりしていきなよ。で、何があったのか教えて欲しいな」 肩を落とし首を傾げ言ってくる地上界のミクべ神は、きっと地下界で何が起こったかは、おおよそ分かっているんじゃないかと思う。そもそも元は同じ体なのだから、意識もきっと通じているんだろう。 そう、地下界のミクべ神が自

      • #24 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

        人気もまばらな通りを進み、微かな記憶と猫ちゃん達の勘を頼りに世界を支える柱のあるビルを探す。 あの時はユキノさんに案内してもらってたし、自分の使命で頭がいっぱいだったから周りの事なんて気にしてなんかいなかったけれど、こうしてゆっくりと眺めてみると、私が生前暮らしていた日本の街並みにとてもよく似ている。もしかしたら、閻魔様が初任務という事で気を利かせて、よく知ってる雰囲気の世界に送ってくれたのかも?なんて思ったんだけど、そういえば緊急度が高い世界から順に行く事にしたんだっけ

        • #23 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          「アイドルになる」という発言をするミクべ神の発言に驚きつつも敢えて止めず(というか流しまして)、まずはこの世界に平和が訪れた事に一同喜んだ。 「いやぁ、あのまま閉じ込められてたら本当にまずかったよな」 頭をポリポリと掻きつつも、反省してるのかどうか分からない軽い口調のミクべ神に、クロサキさんは大きく溜息をつく。でも、特に反論をする様子も無い。もしかしたら、また引き籠もられたら困るって思ってるのかも? まぁ、それはともかく… 「さて、じゃあ私達の役目も終えた事だし、そろそろ

        #26 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

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        記事

          #22 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          「…美しすぎる?」 クロサキさんの言葉を思わず繰り返す。そしてチラリと背後に立つミクべ神に目をやる。 私としては、美しいというよりも可愛い…うん、黙ってたらどこか良い所のお嬢さんという可憐さがあると思う。口を開いたら、とても男性的だったけども。 地上界のミクべ神は、もう少し砕けた柔らかい口調だったと思うのだけど、もしかして首ごとに性格が違うのかしら?…って、今はそんな話じゃなくて。 「えっと、まぁ確かに綺麗な方よね。でも、それがどういう理由になるの?」 「そうだな…、お

          #22 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #21 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          ピシリ、とヒビの入った宝石から幾筋もの光が溢れだし、私はギュッと目を瞑った。 周りの状況は分からないけど、瞼越しに光に包まれている事は分かる。そして、天井がガラガラと音を立て崩れようとしている事も… 「カミヤ!」 入口方向からクロサキさんの叫び声が聞こえ、私は咄嗟にそちらへと目をやった。 そこには秘書さん(恐らくカミヤさんと言うのだろう)が立っていた場所に1匹の狼が立っており、その体から黄緑っぽい色をしたモヤが出ていてクロサキさんの体にまとわりついていた。そしてクロサ

          #21 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #20 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          「お嬢さん、いい加減にしないと、お父さんお母さんに叱られるだけじゃ済まなくなるぞ?」 投げかけられた声に振り返ると、50 代半ばの男性…恐らくクロサキさんが、入口を塞ぐようにして立ち、こちらを睨みつけていた。その背後には、クロ君の首根っこを摘んでいる犬耳の女性(たぶん秘書さん)が控えている。 もしかしたら、この世界に来てから一番の危機なのかもしれない。私にとっても、この世界にとっても。 チラリと天井を見上げると、先程よりも亀裂が大きくなっているように思える。棺の中のミク

          #20 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #19 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          突然扉が開き、中に吸い込まれた私は文字通りゴロンゴロンと床を転がり、強かに打った腰をさすりつつ、よっこらしょと立ち上がった。 辺りを見回すと、そこは20畳程の広い部屋で、家具類は一切無く、扉に向かい合った壁に白くて大きな背もたれ付きの綺麗な椅子と、その前に長方形の大きな、これまた白い箱があるだけだった。 その箱はまるで…棺のような? ───ピシッ─── 物音1つしていなかった部屋に乾いた音が響いた。そして、パラパラと何か細かな物が崩れ落ちるような音も。 見上げれば、

          #19 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #18 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          「お嬢さん、ここは部外者立ち入り禁止ですよ」 声だけ覚えのあったその女性は、怒ってる風でもなく、かと言って子供を宥めすかそうとするような甘さもない、あくまで事務的な様子で私の前に立っていた。 その頭には、シロちゃん達と同じ大きな動物の耳とフサフサとした尻尾が付いている。 この世界に来た時にシロちゃんやクロ君を見て驚かれる事が無かったから、ここにもファンタジーでよく見る獣人というべき人達が居るんだろうと思ってたいたんだけど、実際に見たのはこれが初めて。居るには居るけど珍し

          #18 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます 猫の日番外編

          「ねぇねぇ、クロ。冷蔵庫のいちごミルク飲んでいい?」 シロが冷蔵庫を開けながら強請ってきた。 どうせ「ダメ」と言っても見てない内に飲むんだろうに… 俺は溜息をつきつつ「どうぞ」と答えた。 シロは「やった!」と喜びの声を上げつつ、いちごミルクをパックのまま口を付けて飲み始める。 「直接口を付けて飲むなって前にも言っただろうが」 「えー?いいじゃん。どうせ私しか飲まないんだし」 「それはそうなんだけど…」 俺達が今居るのは喫茶店のような場所で、一応俺が店長というやつで、

          おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます 猫の日番外編

          猫の日なのでウチの子描いてみた

          明日の「おばあちゃんだけど~」は猫の日に合わせてユメミが来る前のシロとクロ(主にクロ)の番外編です。 よろしくお願いします。

          猫の日なのでウチの子描いてみた

          #17 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          「いったん二手に分かれましょう」 あの謎の足音が完全に聞こえなくなった後、クロ君は用心深く人の姿に戻り、そう耳打ちしてきた。 「二手に…どうして?」 「先程の足音の主を混乱させるためです」 さっきの人?…なら、どこかにもう行ってしまったと思うんだけど… 不思議に思いクロ君を見返すと、クロ君は棚の端から足音が消えた方向に目を向け 「あれは、たぶん見失ったとかではなく追っている事に気付かれたから、いったん姿を消したんだと思います」 ははぁ、その発想は無かったわ。でも、そ

          #17 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #16 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          電灯に照らされた廊下を進みながら、相も変わらず私達は建物奥へと進んでいく。 要人達がよく通る場所なのか、装飾が少し豪華で監視カメラも見当たらない、けれど… 「それにしても、人の気配が全然しないわね」 外は警備員達がたくさん居たけれど、中に入ればロビーの床掃除をしていた清掃員くらいしか見ていない。 シロちゃんが陽動してくれているとはいえ、さすがに人が居なさすぎなのではないかしら?ここって、この世界の中枢でもあるんでしょう?もしかして、今日は公休日で議員さんみたいな人達は

          #16 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #15 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          シロちゃんのおかげで建物内に潜入できた私達は、人の気配を伺いつつ、ゆっくりと建物奥へと進んで行った。 監視カメラに写りこまないよう、更に足音にも気を使いつつ進む私達は、さながらスパイ映画の主人公のようで、こんな状況だというのに思わず顔が綻んでしまう。 「?」 うっかり声が漏れてしまっていたのか、クロ君が私の方を見上げた。 「あ、ごめんなさいね。なんか今の私達って映画の主人公みたいだわって思ったら、つい嬉しくなっちゃって」 私の気持ちが通じなかったのか、はてまた呆れられ

          #15 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #14 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          サキシマさんの勢いに押され疲労していた私達だったけど、幸か不幸か私達の体はエンマ様から頂いた擬似的な体だったから、お腹が空いたり眠くなったりするような事は、ないらしい。 ただ、精神的な疲れ…いわゆるストレスのような物はしっかりと感じるようで、とにかく癒しを求めた私は、猫ちゃんの姿になったシロちゃんの頭や顎や背中をナデナデモフモフさせてもらった。これはシロちゃん自身も好きだと言うので、きっとお互いへの癒し効果があったんじゃないかしら?…たぶん。 逆にクロ君は抱っこ苦手だか

          #14 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          #13 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます

          サキシマさんが案内してくれたのは、階段を1つ降りた2階にある、もう1つの事務所。外装からして、本来はこちらがお客さんを招く事務所なのかもしれない。 扉脇にはサキシマさんのポスターが貼ってあって、選挙ポスターにありそうな笑顔とポーズの横に、「神と共に生きる」というスローガンが書かれている。 生前居た世界ならば「なんて胡散臭いんだろう」と思う所なんだけど、ここでは実際に神様と一緒に政治を行っているようだから、おかしな事ではないんでしょ。 なんなら「地上界のミクベ神の遣い」

          #13 おばあちゃんだけど、時々転生代行救世主やってます