日本人同士では、ない感覚にキュンときた、

〇前回までのあらまし:
Thaoと一緒に仕事をすることになりましたが、彼女はまだ本性を発揮してませんでした。

〇今回:
周りからよく聞かれた。
「Thaoと付き合うことになったキッカケは?」と。
単純ではないと言えば単純ではないが、
シンプルと言えばシンプルである。

『 ザ・ジャパニーズな僕に、
日本人にはない感覚をくれた事』が大きいです。
だから、僕はThaoに夢中になった。
そのエピソードをたった一つまずは伝えたい。

でも、それだけではない。
神様のサポートももらった。
2人が近づくのに十分な動機をくれたと思っている。
色んな条件が重なって言って、
2人は近づいていった。

彼女は元来自由奔放な性格だけど、
はじめは僕に対して、
彼女と同時期に帰任したAn君が男性だから彼に遠慮していた。決してしゃしゃり出ることなく、現場メンバー2番手として位置付けた。

An君と、Thaoが当時のうちのキーパーソンだった。
僕は吉田さん、この二人と共に頑張るつもりでいた。
が、ベトナムあるある。
ホーチミン勤務、
海外事業所を持ち、日本本社あり、
海外出張あり、日本への出張あり、
と言う会社に魅了され、An君はハノイ帰任後わずか半年で転職してしまった。思えばこの頃は退職者が出る度に胸割かれんばかりの衝撃をいちいち受けていた。44歳なのにウブだったなぁ、と懐かしく振り返る。

そう!
彼女が現場のベトナム人メンバーの1番手に来たのだ。僕と吉田さんの仕事の相談のメインは、An君からThaoに変わった。
ちなみに、海外では(日本でもでしょうが)仕事のフォローは、飲みに連れて行く事ではありませんが、ついつい典型的なジャパニーズの僕は、An君が辞めた後を埋めるべく頑張ってくれてるThaoをフォローしないとな、って思って、「Thaoちゃん、美味しい焼肉食べに行こか!」なんて誘うんですが、ことごとく振られてしまっていました。「わたし、これからジム行くんですー。お先に失礼しまーす。」

そんな中、今でも忘れられないエピソードがあります。
うちはExcelで給与計算と言う、ものすごーいアナログなことをさせられており、つい数式のミスをしてしまい、ほんの少しずつではありますが、みんなの給料が少なく振り込まれる事態となりました。
僕はものすごい落ち込みながらも、「金の切れ目は縁の切れ目とも言うし、金にまつわる失敗は大きな信頼失墜に繋がる」と考え、至急、「足りない分の振込をする」手続きを済ませ、次の日の朝礼で、スパッと潔く謝りました。(当たり前ですが、)でも、みんなはポカンとしてました。後から聞く話によると、上司というものは謝らないものであり、それであまりの潔さに驚いたみたいです。

その時です!
「WOW!!!」と。
Thaoでした。
「???」僕は何がWOW!なのか状況が飲み込めずにいました。すると、彼女はベトナム語でみんなに、何やら話すと、みんなはドッと笑っていました。
僕がキョトンとしながら、「どうしたの?」と彼女に聞くと、「みんなに言ったんです!みんな驚いて!給料が2回も振り込まれるんだよ!すごいね!って言ったんです」そう言いながらニコニコ笑って見せた。
僕の心が撃ち抜かれた瞬間でした。
「欧米かよ!」みたいな笑
ザ・ジャパニーズな僕にはない感性とセリフ。心が一気に晴れた気がしました。

次に続きます

#vietnam #hanoi #ベトナム #ハノイ #海外で働く #ベトナムで働く #ハノイで働く #ベトナム人女性と付き合う #国際結婚 #ベトナム人女性と結婚する

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?