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息苦しい趣味は辞めよう


 はい、こんにちは。連日のようにリモートワーク配信をしていて最早ニートじゃなくなりつつあるメガニッヒです。
 前回幸福の得方、自己中的幸福を生み出す行動を推奨する記事を書きました。今回はその補足。ではいってまいりましょう。

【社会と繋がる趣味から幸福を得るのは難しい】


 ニートの皆さん、恐らく多くの方がなんとか現実や社会と適合して表向き社会適合者になることを望んでいると思います。私のようにニートをポジティブに受け止められる人は少ないのでないでしょうか。
 現実と適合しようとしてなんらかの社会と繋がる行動をしていませんか?前回要注意としてあげた創作系、発信系なんかが多いと思います。

 現代社会ではネットで小説を書いたり、youtubeで配信したりとクリエイティブな趣味はしやすい環境が整っています。しかしそれらネット創作活動実体はレッドオーシャンです。

 大衆受けしようとすると没個性になる、しかし尖っていても今度はニッチになる。
 ネット小説やら配信、動画作成でウケているのはこれらのバランスを緻密に計算したものだろうと推測しています。王道を歩むだけでは無く、くどくならない程度に一癖加える。

【実体験:小説:Vtuber】

 私が書いていた小説は思いっきりとがらせた結果、ごく一部の人にはウケましたがまー読者がつかない(記事のラストにURLとあらすじを載せます)
 それにニートは時間はあるから作業時間がガンガン延びる。そうすると時間の割に承認されないと思う訳ですね。面白いんだけど義務感が生まれて息苦しい。

 Vtuberとして動画作成、配信してたときもそうでした。慣れない作業、伸びてく新人、尖らせようとしてまた人が離れる。

 ぶっちゃけ尖るのは得意なんですよ、シン・ゴジラなんて私の妄想通りでした。

 特撮サークルに友人がいたのですけども「最近怪獣特撮は金がかかるからなかなか撮られない」って話になってわりと話し込みました。
 当時半沢直樹一期がやっていたのでシリアスお仕事エンタメがウケるという風潮があり「んじゃ怪獣ださずに官僚がひたすら会議とか開いて怪獣対策をする仕事ドキュメンタリー的なのだと特撮シーンが減るのでは。その分特撮部分は丁寧に描いて特撮ファンの心を鷲づかみにする」
 とか
「ゴジラが通常火力で倒せない。ふむ、非核兵器で一番貫通力の高いバンカーバスター(地中貫通爆弾、シン・ゴジラで米軍が使ったヤツですね)を打ち込めばかなりダメージ食らうのでは」
 とか
細かい点を挙げると切りが無いのですが。

 ただ尖るを維持するのは大変な訳です、齟齬のないように設定を組むとか常に尖らせないから労力がかかる。


【ウケるには労力がかかる】

自語りが長くなりましたね、すみません。

 とにかくネットで反響をウケるというのは余りお勧めできません。クリエイター気質で作業そのものが楽しい、少数でも良いからファンが欲しいって人は別ですが。大抵の人は作業の割に見返りがないとつまらん訳です。
 そう言う人が伸びようとか思うとマジ地獄です、毎日作業してネタだし、プロット、書き起こしやら撮影、その後の誤字脱字探しに編集に間違いがないかとか。
 そこに他人からの反応薄くても伸びようとして努力を続ける、そんな気力があればニートなんか辞めて働けると思いますよ。というかニートにそもそもならない可能性すらある。

 とにかくクリエイター気質出ない限り他人からの評価を求める行動はダメです、やっても良いけどそれを主柱に置くのはやめましょう。自己中満足に集中することが第一歩です。
 評価が欲しいとなると更に努力して、それでも伸びなくて、努力して、結局息苦しいだけ。作業が楽しくても幸福からは逸れるんですね。

【結論】

 どんなに楽しくても息苦しい行為、努力は幸福に繋がらない。自己満が大切。自己満できるようになってそれから他人の評価を気にする行動を追加する。自己満が幸福の大黒柱になるので息苦しい行動が辛くても最低限幸せがあるから耐えられる。

【小説の宣伝:読まなくてもいいよ】

 じゃ最後に私が筆を折った小説の宣伝、自分で言うのもアレですがかなり尖らせています。結構長いので興味ない人は記事を閉じてください。

「農協異世界へ行く ジャガイモ救国伝」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885153321

あらすじ
「魔導で成り立つヘルゴラント王国は魔王軍との戦争、冷害による不作に襲われる。飢餓は国中を襲い、兵站もままならず戦争は膠着。それを回天すべく召喚されたのは北海道の過疎地、旧S町。
 召喚された農協職員鈴石耕助は故郷である旧S町を愛する男、だが農協の合併によりリストラ間近だった。耕助は胸に秘めたフロンティアスピリッツとS町復興への希望を原動力に王国の農業を救おうと決心。耕助現代農業の知識、そして世界史を変えた作物ジャガイモを武器に王国農業を革新せんと奔走する。
 だが、召喚には想定外の人物が紛れ込んだ。日本で革命を志した者、そしてそれを阻止する者。二人の暗闘は世界を揺るがすものへと発展する。
 これは、夢の続きを追い求める男達の物語。いぶし銀等身大系ファンタジー大河、ここに開幕」

あらすじだけじゃ伝わらないことを保管しましょう。
 魔王との戦争が拮抗状態、冷害に襲われてボロボロのファンタジー王国。魔法でチート食物のジャガイモで世界の立て直しを目指す貴族が北海道のド田舎を召喚。

 ここらへんはジャガイモ警察を意識しています、史実でも南米から渡ったジャガイモはヨーロッパの情勢を大きく変えました。ジャガイモって地味っぽいですが確実なチートです。本当に世界を変えちゃいます。ジャガイモ警察が居るならジャガイモ軍隊もアリだろうってね。その分農業関係はリアルになるよう色々勉強しながら描きました、ここが労力ポイントナンバーワン。

 主人公は昼行灯的であるが熱意と実行力を持ったおじさんです。若いヘラヘラした高校生やら無気力リーマン主人公がなんか嫌でね。
 ちなみに主人公は既婚者で息子も召喚されます、息子は幼なじみの恋人と札幌に出て楽しいシティ生活を送るつもりが彼女が寝取られて無気力になったオタク大学生です。彼が異世界のお決まり、レールを知ってるのでオタクコンテンツに無知な父親を助けながら成長していく過程も描くと。

 ここだけでも充分ですが更にとがらせました。
老極左テロリストと公安警官を加えました、なんだそりゃ。
 私インテリジェンスとかそっち系の話好きなんですよ、あとはちょっとした現実のネタを知っていたのでこりゃ入れたら楽しいなと。

 これは実際に会話したことのある人が元ネタです、飲み屋でたまたま出会った人ですね。その人は学生運動していたおっさんなんですが「人民の立脚点は食事にある、食事をとれないと労働ができないしマズけりゃ不幸になる。しかし現代で当たり前の化学肥料は土地を痩せさせ人民の足場を壊す。だから有機栽培、合鴨農法で米を育て人民に分け与える」とポリシーを持って農業をしていました。

 こいつぁ面白いと小説に出した訳です。農業革命をすすめる主人公の裏で王国打倒、貴族、領主制も破壊。社会主義国家成立を目指す老人。
 そのテロリストの監視に来た公安警官も職業倫理観から逸脱して「事件解決、犯人逮捕」を楽しんじゃう。テロリストの行動を見抜きながらも泳がせてわざと革命を実行させようとします、大捕物がやりたいので初期に捕まえると楽しくないっていう警官としてはヤベーやつです。

 これらを悪魔合体させたので設定とか考証に時間がかかり死ぬ程疲れる上にニッチすぎてコストの割に評価されませんでした。で折れちゃいました。

 あー小説の話の方がながいや。「それが未練と言う物だよ」(日本のいちばん長い日風)ってヤツですね。

 この小説筋トレ、バイトの時間を整えてもう一回再スタートしても良いかな、とは思ってますね。評価を気にせず一日一時間くらいで。

 そんな感じです。ここまで読んでくださった方どうもありがとう御座います。よかったら読んでみてね。

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